四十六 さぁ~狩だ
昨日準備も終えたし気晴らしに縄鬼もして狩りのヒントも得たし一度転移使ってお婆様の家に行かないと……転移を唱えて、書庫へと移動する。するといつもの席にお婆様が居ない。
「お婆様こんにちは」
「…………」
「お婆様どこにいった?」
「おぉぉ、フルグルおはよう」
「お婆様どちらへ?」
「フルグルの狩を見に行こうと思って準備をしていたよ」
「倒した敵は、儂がアイテムを拾っておくからどんどん倒してよいぞ」
「試しに行こうと思っとるじゃったら」
「諦めて置いた方がよいぞ」
お婆様が僕の行動を読んでいる。それよりも狩みられるのは、あまり嬉しくないなこっそり狩したいのに、それよりもアイテムだけ回収して見てるとか言ってたけどどうするだろう?
「フルグルの後は、ついてはいかんぞ?」
「どうやってくるのですか?」
「魔法で、確認する事ができるからそれで確認してからアイテムを拾うからどんどん狩りしていて問題ないぞ」
「解りました」
「僕が攻撃している範囲に入って来ないで下さいね」
「気にせず攻撃するので、駄目な時は避けて下さい」
「ま、お婆様は、お強いのですから大丈夫ですよね」
「普通の狩なら解るが、フルグルの狩は、暗殺しているような狩じゃから儂も気をつけるぞ」
「そろそろ行きますけど、転移はどうしますか?」
「お主が行きたがっている場所は、最拝の平野じゃろうからそこに一緒に行くぞ」
「そんな名前だったんですね、ただハイオークが居る場所と思ってました」
「よし、儂に掴まれ転移するぞ」
お婆様に掴まり、最拝の平野入口前に転移してくる。ここから検索を使うとうじゃうじゃいるのが解る。ここから単独で狩りが始まるが、凄く楽しみ過ぎてうっかり攻撃しちゃったらごめんなさいと取りあえずお婆様には謝っておいた。
「あの辺にいるだなよし、『身体強化』、『アサシネイション』と呟くとすっと闇が自分の周りを包み込んでくれるこれで、一部の影が出来上がる。ステップを踏むようにハイオークの群れに到着するも気づかれない――」
「薔薇銃」と唱えて、氷で作ったナイフを薔薇が散っていくように、心臓を一突き一斉に刻んでいく――。
散ったらその場から離れて、群れを見つければ薔薇銃を放っていく、クルクルと回転しながら群れの中央にコッソリ入っては殺して行くと十五分くらいで五十体程倒せることが確認出来る。倒すのに十五本も使ってしまったいくら魔法でも増やせても必ず一本は使わないと駄目な魔法だったが、効率は良い方なのかは、統計では良いと判断できる。
薔薇鎖を作り、群れの塊ごとに縛っては纏めていくと百体くらいになった時に、薔薇銃で串刺しにしていく――。
段々と探索からハイオークの気配が、無くなっていくこのまま倒していたら壊滅するのだろうかと二百体目を倒して考えていると? 大きな叫び声が聴こえてくる。
『ウギャァァォォォォォ』
ハイオークの色が怒りでなのか真っ赤な色になっている。それも頭には、角が一本生えているが、本当にハイオークなんだろうか? 魔法で、影移動をしながらゆっくりと気配を消して、一気に後ろから氷のナイフ首元に斬りつけながら、左手で薔薇鎖縛りながら最大の殺気をぶつけると震えるまま崩れるように、気を失った所に、とどめに心臓に薇銃を叩きこんだ。この生き物は、何だったんだろうと考えていると?
「フルグル、それは、また凄いのを倒したのぉ~」
「ハイオークじゃないの?」
「それは、オーガじゃよ」
「オーガ?」
「鬼型のモンスターで、狂暴として有名なんだが……」
「それを倒すか――」
「氷の短剣二十本も使ったよ、オークより大変だったし」
「それだけの数で倒すと言う事がどれだけ凄いか」
「そういえば、霜降りの肉と言うのを拾ったけど」
「オォォォォ」
「それは、珍しい肉じゃぁぁ」
「かなり大きいけど、お婆様もいる?」
「三分の一でいいので、貰うとしよう」
「残りは、ディアントゥスに持っていくと喜ばれるぞ」
戦いを始めると食べる食べ物がアイテムとして色々と手に入るようになってきた。もう少し年齢が過ぎたら僕も料理を使用かなと最近の狩で思うようになった。
「それと角もドロップしたみたいだけど何使うの?」
「薬の原料になるからかなり高価じゃな」
「お金は、今金成貯めておるがまだ必要じゃないだろう」
「冒険者を始らるようになってから出いいよ」
「それまでに、どれだけ腕が上がるのかが楽しみじゃな」
「残りのナイフ使い終わったら戻るね」
それから二時間程ハイオークを狩りしてからお婆様の家に戻り、肉類を大量に手に入れて、時空魔法で保存できると言うケースにいれて肉を保存しながら家に帰りお母様にお土産として渡すと喜んで食卓にいく顔が見えた。この後の夕食が凄く豪華だったのが凄く嬉しかったのだった。




