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暗殺一族の末裔が異世界に転生しスローライフ  作者: 敷島楓
第九章 少年時代 夏休みの時間編
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百 うちわで扇いで

「パタパタ、パタパタ、パタパタ」

「パタパタ、パタパタ」

「パタパタ」

「弟君何を扇いでいるの?」

「網で焼いているトウモロコシですけど」

「凄く甘い香りがするね」

「甘タレ塗って、焼いてますから」

「焼き終わったら一本食べたい」

「笑顔で言われましても」

「マールムお姉様とロートゥスお姉様も呼んできて下さい」

「今日は、お外でバーベキューしますよ」

「分かった」


 霜降り肉と野菜を鉄の串に刺して、串刺しにして、焼いて行く。トウモロコシを転がしながらタレを付けてさらに転がす。鉄の串に、鰻も串刺しにして、焼いて行く。結構大き目の網の上なので問題はなく焼けていく。

 味付けは、タレと塩で作っていく。タレだけでもいいのだが、肉を塩で焼いて行くと香ばしい香りが、充満していくのがわかる。端では、焼きおにぎりを焼いている。こちらは、味噌タレと醤油タレの二種類で作っていく。

 なぜバーベキューを作ろうと思ったかと言うとこの間行った山の所で、秘密基地を作っているとかなり木を削ったりしていて木があまったりしたので、こっそりと炭を作っていたので、それなら夏だしいいかなと言う考えになって、今に至るのだった。

 そんな考えをしていると、お姉様達がやっと来たのが見える。肉を焼いている所をロートゥスお姉様が見て声をかけてきた。


「フルグル凄く美味しそうな物やいているね」

「お昼ご飯バーベキューでもいいですか?」

「その料理の名前?」

「そうです」

「焼けたのがあるのでこちらをどうぞ」


 焼き立ての霜降り肉と野菜の串焼きをお渡しする。持つところは、熱くないようになっているので、持っても大丈夫だと伝えて渡す。


「「「ありがとう」」」

「お肉と野菜が凄く美味しいね」

「お肉が凄く柔らかい」

「この甘いタレが、凄くバランスがいいね」

「このトウモロコシも食べてみて下さい」

「あ、これさっきの美味しそうな匂いがしたのだよね」


 カメッリアお姉様が、凄い感じではしゃぎだした。焼きトウモロコシを食べるのが初めてだったらしく。凄く興味を持っていたらしく一瞬お姉様の頭に、耳と尻尾が生えているように見えたのだった。


「この野菜は、初めてだけど」

「どこで買ってきたの?」

「裏の畑で、僕が育てました」

「何でも作るんだね」

「褒めても何もでませんよ?」

「実際に凄いと思ったから」

「そんなカメッリアお姉様には、トマトをあげます」

「「ずる~い」」

「二人の分は、こっちにありますよ」

「それも育てたの?」

「はい。他にも今回の野菜は、自前ですよ」

「そうなんだ」


 こうして、皆で楽しくバーベキューをしながら話が続いた。今夜の夜にやりたい事があるとロートゥスお姉様から言われる。


「最近街で、花火というのが出たらしいだけど」

「知ってる?」


 僕は、収納ボックスから最近話題の花火を取り出して、ロートゥスお姉様に見せる。


「これですよね」

「フルグル何でも持ってるね……」


 何か凄くあきれたように言われたのだが、今回の花火は、そのうち夜に遊ぼうかと思ってやるつもりで、買ってきていたのだったが、ここで話題がでるとは、思っていなかった。そんな事を考えていると?


「それよりその花火いつやるの?」

「カメッリアお姉様が、帰る二週間前くらいに予定してます」

「本当は、サプライズだったんですけど」

「それは、別に考えときますね」

「そうなんだ。フルグルありがとう」


 カメッリアお姉様の笑顔が凄く眩しい。こっちまで凄く嬉しくなるくらいの笑顔だった。そして、最後に、厚切りのステーキを食べてバーベキューが終わるのであった。

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