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暗殺一族の末裔が異世界に転生しスローライフ  作者: 敷島楓
第九章 少年時代 夏休みの時間編
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九十九 捌いて焼いて

 今日は、山奥にある川に用事がってきている。ここの澄んだ川から取れる魚が今日必要な魚だ。そんな事を考えながら奥の方へと進んで行く。そこに、辿り付くと澄んでいて綺麗な川についた。

 やっぱり思った通りの魚が、泳いでいるのを見かける。長くて、ヌルヌルした魚が大量に居るのが分かった。屋台とか海岸の方での屋台でも見かけたことがなかったので、半信半疑だったが見つかって良かったと心から思ったのだった。

 網を持ってきているので、ゆっくりと投げて仕掛ける。試しに、魔法で槍を作って一匹取って見る事にした。仕留めて、収納ボックスから網をだして、石で台を作り、捌いて、串に刺して、焼いてみた。凄い油が乗った鰻が焼き上がり食べてみる事にした。


「これは、油が乗っていて凄くて美味しいな」

「これならお姉様達も喜ぶかな?」


 そんな事を思いながら焼き上がった鰻をタレに付けて食べながら網の様子を見ていた。網の中では、鰻が引かかってバシャバシャと音が聴こえてきた。

 水も綺麗だし、魚は、美味しいし。ここで、キャンプとかできないのかなと思い周りを探検してみた所良い木の場所があった。今度来る事を考えて、秘密基地の様な物を作っていく。流石に、時間もないので、木を削り、壁だけ作り終わりにした。

 さて、そろそろ網に引かかったかなと思い川へと戻る。網を引き揚げるとバシャバシャと元気いっぱいの鰻が網に引かかっていた。


「これは……」

「凄いな。思ったよりりっぱすぎる」

「これだけ取れれば皆喜ぶかな?」


 そんな気持ちになりながら網に入ったのを流れ作業のように、収納ボックスにいれていくのだった。かなりの数が取れた事を確認してから転移を使って玄関前に帰ってくきた。


「ただいま~」

「「おかえりなさい」」

「あれ。珍しい組合せですね」

「カメッリアお姉様とロートゥスお姉様が、一緒にいるなんて」

「カメッリアお姉様が、そろそろフルグルが帰ってくるから見に行こうて言われて、見に着たら本当に帰って来たからびっくりしただけかな?」

「それは、凄いですね」

「弟君が、帰って来るなと思ってきたら」

「当たったから嬉しいなて、思ったんだよ」

「発信機とかついてないですよね……」

「なに、その難しい言葉は?」

「なんでもないです」

「どこ行ってたの?」

「魚を取りに、山に行ってました」

「どんな魚?」

「こんな魚です」

「「キャァァァ」」

「うねうねしてる……」

「気持ち悪いよそれ……」

「見た目に騙されないで下さい」

「これ。凄く美味しいですよ」

「「嘘だ!」」

「取りあえず。お姉様達目を瞑って下さい」

「「分かった」」

「はい。お口あけて」


 僕は、さっき食べていた鰻の焼いたのを切って、お姉様の口の中に入れて食べさせてみる。口を閉じて噛んでみて下さいと伝えた所……。


「これは、凄く美味しいよ」

「この油が乗ってるのが凄くしっくりくる」

「この美味しいのは……何?」

「タレが凄くあう」

「さっきのぬるぬるした魚ですよ」

「「えっ!」」

「「嘘だ!」」

「焼いて、タレをつけると美味しくなるですよ」

「それをご飯に乗せて食べると凄く美味しいです」

「信じられないけど、フルグルが言うくらいだから本当なんだろうな」

「僕は、楽しみにしてるよ」

「ロートゥスお姉様は、味で気に入ったのですね」

「うん。これは、ご飯に合う味だね」


 それから食堂の方に行くとお母様に会って、さっきの悲鳴は、何事と言われる。それで、お母様にも鰻を見せた所……お姉様と同じ反応を見せて悲鳴があがったのだった。

 夕食になり鰻を捌いて、焼いているとマールムお姉様が来られる。


「凄く美味しそうな匂いだね」

「今夜は、鰻と言う魚を食べますよ」

「ロートゥスお姉様に聞いた話だと見た目と違って美味しいらしいね」

「一口どうぞ」

「……あーん」

「本当だ。凄く美味しい」

「魚みます?」

「やめとく。私も叫ぶと思うから」

「そうですね」

「これなら楽しみだよ」


 それから珍しく、お婆様とお爺様も来て、家族全員で、夕食を一緒に食べる事になり。人数分の鰻を焼いて、ご飯を盛ってテーブルに運ぶと皆が、鰻の味を美味しいと言って食べて、お兄様達とお姉様達が、お代わり合戦が始まり。楽しい時間の食事時間となりゆっくりと過ごす事となった。

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