過去
ーーーデート当日
時間は……12時10分か、少し早かったかな?と思いつつ辺りを見回す
絶対に彼女はまだいないだろうと思っていた………
しかし彼女は確かに噴水前に立っていた………早くね?
「あ、ごめん!待たせたかな?」
「ううん!全然待ってないよ!私も今来たとこ!」
そして俺たちは夕方まで買い物を楽しんだ後、夕ご飯をどこで食べるかと言う話になった
「どこで食べたい?てか何が好き?」」
「私は……うどんが好きです!」
「じゃあうどん屋にするか!」
そしてチェーンのうどん屋に入ることに
「あの頃が懐かしいな……」
「あの頃って?」
「ほら、俺たちが初めて出会った時の話だよ……」
「あっ!あの時の話したかったんだ!」
「ん?」
「真司君が、あの時親がきっと来てくれるって言ってくれたよね?」
「ああ、それは言ったな」
「でもね…………来なかったの………」
「え……!?」
「私、孤児だったの……」
「そうだったんだ……」
「でも死ぬ手前の私をあの日、真司君は助けてくれた」
「絆創膏のあの日?」
「うん……一緒に迷子センターまで行ってくれなかったら、きっと私誰にも見つからずに死んでた…だから私は真司君のことが本当に好きなの」
まさかあの時そんなことになってたなんて………知らなかった……
一つ疑問に思ったことを聞く
「親の記憶とかないの?」
「それがね……あの日以前の記憶が……私にはないの……」
「そっか……思い出せたらいいな…」
「うん…」
「ま、今はそんなこと気にせず食べようぜ!」
「………うん!」
俺たちはうどんを啜った
ーーーー食後
「今日は楽しかった!ありがとう真司君!」
「あぁ、こっちこそありがとな、楽しかったよ」
「じゃ……また明日」
「また明日!」
そしてそれぞれの帰路につく………




