告白
入学式か終わり、俺たち新入生はそれぞれのクラスへ行く
運のいいことに奈緒と同じクラスだった、寧ろそれしか探していないが
男と言う生き物は運命性に弱いものだと身をもって知らされた
ーーー点呼後
「真司君!連絡先交換しよ!」
「おう!良いよ!」
俺は奈緒と連絡先を交換した
そして学校を出ようとしたその時だった……
「ねー真司!一緒に帰ろ!」
「嫌だよ……なんで今更……」
「真司君、その人は?」
「あぁ、こいつは幼馴染の浅井 美果、うるせえんだよこいつ」
「そう!私が………ってうるさくない!てかその女誰?」
「あ!こちら俺がよく話してた昔浜辺で出会った女の子!」
「へー、名前は?」
「神原 奈緒です、よろしくお願いします!」
「へー、なるほどねー、あ!私ちょっとトイレ!あ!神原さんも行くよね?」
「は、はぁ」
「早くしてくれよ、帰りは車じゃなくて電車なんだから」
あいつら仲良くなったのかな?まあ待つか
一方その頃女子トイレ
「ねえ神原さん」
「なんですか?」
「真司のことどう思ってるの?」
「運命の人です!」
「ふーん、そうなんだ」
10分後………
「お待たせ真司!」
「すみません真司君、待ちましたか?」
「いや?そんなに待ってないよ」
「じゃあ帰ろ!真司!」
「あぁ、って奈緒の家ってどこ?」
「ユイゴン市シングロ町です!」
「お!近いじゃん!俺もユイゴン市だよ!」
「私もー!」
「お前は俺の家の隣だからな」
「バレたかっ!」
いつもの下りだ、本当に飽きたんだよな、このくだり……
そして駅に着く3人、電車はギリギリである
「やっべ!」
「急ぎましょう!」
「えー、諦めようよー」
1分後………
「何とか乗れた……」
「よかった…」
「はー、しんどっ!」
ラッキーなことに3人とも座ることができた
14分後……
「あ、私ここ最寄りなので降りますね!」
「おう!またな!」
「またねー」
「また明日会いましょう!」
そして俺たちも最寄りに着き、降りる
「ねえ真司、神原さんのことどう思う?」
「運命の人、かな」
「そっか……じゃあ家だし私はここで、またね真司!」
「おう!」
「ただいまー」
そう言って俺は自宅に入る
すぐに自室に行きケータイを見る
それにしてもあの女がまさかあそこまで可愛くなってたなんて………
俺は幸せ者だな、と思いつつ奈緒へメッセージを返す
俺は既に奈緒のことが好きだった
その調子のまま俺は奈緒に電話した
「奈緒?」
「何?真司君?」
「改めて言わせてほしい」
「何を?」
「俺と……俺と……」
「何?もう、ふふっ」
「付き合ってほしい………」
俺は緊張で出ない声を振り絞った
「真司君……運命ってそこにあるものなんだね、私も真司君が好き!」
「これから、よろしく、な」
「うん………」
「じゃ…また……」
「………うん……」
そのまま電話を切った
俺は胸の高鳴りが抑えられなかった
「生きてて……よかった……!」
しかしその時俺は気付かなかった
窓越しに誰かが見ていたことを………




