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プロローグ
ーーーーーーーーー海
「パパー!ママー!!どこに行ったのー!!」
しかし誰からも返事はない、聞こえるのは小さな泣き声のみ
「誰かいるの?」
そう言いながら砂浜まで降りて行く、するとそこには泣いている小さな女の子がいた
「ふぇえええん!!」
「君、大丈夫?」
なぜ泣いているんだろうと思い、その女の子をよく見ると、膝を擦りむいていた
「ケガ………してるんだね……あっちまで手繋ぐからさ!一緒に行こ?」
「ひっぐ………うん……」
女の子は泣きながら答えた
僕は彼女のために水道を目指した
「足出せる?」
「………うん……」
僕は彼女の膝の傷口を水道の水で流し、ママによってポケットに突っ込まれていた絆創膏で傷口を塞いだ
「ほら!これでもう大丈夫!あ!そのばんそーこー箱ごとあげるよ!またケガしたら大変だからさ!」
「……ありがとう……」
そこからしばらく歩くと迷子センターに着いた
「ここにいればきっと君のパパとママも来てくれるよ!」
「えっと……………………あのね?」
「あ!パパとママだ!!バイバイ!また遊ぼうね!!!」
そして僕はパパの車に乗り、帰った
僕は彼女がずっと手を振ってたのを、未だに覚えている………
これが、出会いだった………




