表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ピロートーク  作者: 登夢
7/17

あの時の眼差しは忘れない

「最初の夜の久恵ちゃんの眼差しが忘れられない。久恵ちゃんが手を握り返してきて、明かりを消したとき、月明かりで一瞬見えた、もの悲しそうなうるんだ眼が。今でもはっきり目に焼き付いている。きっと一生忘れないと思う。あの眼を見たとき、思い切り抱きしめたくなった。今でも思い出すと抱きしめたくなる」


「よく覚えていない。でも、あの時、うれしくて、少し怖くて。明かりを消してもらったけど、顔を見たかった。パパはとても優しい顔をしていた」


「あんな眼は、あの時の一回だけで、その前もそれからも見ていない。ほんの一瞬のことでも一生記憶に残るんだね。だから今、この時この一舜を大切にしたいと思う」


「私も」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ