招霊
「えっと。はじめまして。貴方はそのー、僕の背後霊とかでしょうか?」
透はこう話しているが内心ビクビクだった
「ん?背後霊じゃないよ?あれ、まさか知らずに呼んだの?」
と、驚いた顔で見つめてきた
「いや、呼んだ記憶はないんですけどね…」
少し考え込んだ顔をする
「そう言われると、私も少し来るものが…」
「あっ、いや。そう言う意味で言ったんじゃなくて…」
「ふふっ。冗談だ。揶揄っただけだよ」
「何だよ。コイツもコイツだな。」
透は少し落ち着いた
「それで、呼ぶつもりではなかったと。ふむ、では私が望んだのかもしれないね。」
「え、それって…」
「ん?あぁ。安心したまえ。私は長くを生きている。君のような若造にすぐに惚れる事はないから大丈夫よ。」
「やっぱり返品したいな」
感覚的には琴音が二人になった感じだ。
琴音が二人…
「…地、獄?」
「ん?」
透は大きくため息を吐いた
「それで?望んだってのは、この世界に来たいって事?」
「いや、私も元々この世界の住人なんだからそう言うわけじゃないよ」
「元々?」
「あぁ、私もこの世界で生きてたからね。まぁ、もう死んでるけどね。」
「死んでるのにどうやって…?」
透は情報量が多すぎてパンクしそうになった
「なんかいちいち説明するのも面倒だね。簡単に言うと私は君に取り憑いたってわけだ。宜しく頼む。」
「ごめんやっぱり分からん」
そう言い透は意識が飛んだ




