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躍兵  作者: MiL
9/9

招霊

「えっと。はじめまして。貴方はそのー、僕の背後霊とかでしょうか?」

透はこう話しているが内心ビクビクだった

「ん?背後霊じゃないよ?あれ、まさか知らずに呼んだの?」

と、驚いた顔で見つめてきた

「いや、呼んだ記憶はないんですけどね…」

少し考え込んだ顔をする

「そう言われると、私も少し来るものが…」

「あっ、いや。そう言う意味で言ったんじゃなくて…」

「ふふっ。冗談だ。揶揄(からか)っただけだよ」

「何だよ。コイツもコイツだな。」

透は少し落ち着いた

「それで、呼ぶつもりではなかったと。ふむ、では私が望んだのかもしれないね。」

「え、それって…」

「ん?あぁ。安心したまえ。私は長くを生きている。君のような若造にすぐに惚れる事はないから大丈夫よ。」

「やっぱり返品したいな」

感覚的には琴音が二人になった感じだ。

琴音が二人…

「…地、獄?」

「ん?」

透は大きくため息を吐いた

「それで?望んだってのは、この世界に来たいって事?」

「いや、私も元々この世界の住人なんだからそう言うわけじゃないよ」

「元々?」

「あぁ、私もこの世界で生きてたからね。まぁ、もう死んでるけどね。」

「死んでるのにどうやって…?」

透は情報量が多すぎてパンクしそうになった

「なんかいちいち説明するのも面倒だね。簡単に言うと私は君に取り憑いたってわけだ。宜しく頼む。」

「ごめんやっぱり分からん」

そう言い透は意識が飛んだ

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