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躍兵  作者: MiL
5/9

交換

帰る時には雨はさっきより弱くなっていた

透と楓は下駄箱で

「終わったけど浩介も帰っちまったしな…

腹も減ったし…あ、そうだ楓」

「何でしょう。食事なら嫌です。」

透は負けた

「いや、まだ何も聞いてないじゃん。もしかしたら違うこと聞こうとしてたかもしれないじゃん!」

「へぇ。それならその貴方の言おうとしてたこと。ほら、言ってみてくださいよ。」

「うぅ…コイツ…」

透も粘るが最終的に折れて

「わーったよ。昼飯だよ。だけど何でダメなんだよ。」

「今さっき会ったばかりなのに行ける貴方の方がおかしいですよ。そういうのはですね、もっとこう親密度を深めてからというか…」

楓は早口でそう言う

「ともかく!行く気はありませんので!それじゃ、お先に失礼します!」

そう言うと彼女は帰ろうとした。

「ちょっと待って!じゃあせめて連絡先だけでも…」

楓は振り向かずに

「その心は?」

「そうだな。まぁ下心ではない事は確かだ。」

楓は振り向くと少し呆れた表情で

「それなら、まぁ良いですけど…」

と透に近づいてきた

(…もう少しそういう気持ちがあった方がこっちも納得しますし、まずそんな目ですら見られないというのは(いささ)か不満というものですがね…。)

「ん?どうした?」

「…!いえ、何でも。」

透と楓は連絡先を交換した

「…余計な連絡とかは要りませんからね。不要不急の連絡だけで十分ですから。」

「わーってるてば。そいじゃーな。」

「…あ、ハイ。それでは。」

少しも寂しそうにせず帰っている透の後ろ姿を見ながら、楓は少しため息を吐いた。

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