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プロローグ
深夜。氷点下に近い温度の中、店の明かりも消えた街道を歩く一人の青年。
重ね着の中にも冷たい風が入って、身震いするが足取りは変わらず、ずっと同じペースで歩いている。
彼の手袋は片方しかなく、片方をぶらんと気怠けに揺らしている。
その手からは真紅の液体が落ちていた。
彼はそれでも歩いていた。
彼の顔は見えない。ただ、歩く姿が彼の気持ちを物語っていた。
憤怒ともいえるだろう。
悲壮ともいえるだろう。
しかし分かる。
彼は泣いている。
深夜。氷点下に近い温度の中、店の明かりも消えた街道を歩く一人の青年。
重ね着の中にも冷たい風が入って、身震いするが足取りは変わらず、ずっと同じペースで歩いている。
彼の手袋は片方しかなく、片方をぶらんと気怠けに揺らしている。
その手からは真紅の液体が落ちていた。
彼はそれでも歩いていた。
彼の顔は見えない。ただ、歩く姿が彼の気持ちを物語っていた。
憤怒ともいえるだろう。
悲壮ともいえるだろう。
しかし分かる。
彼は泣いている。
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