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イマジナリーフレンド

作者: みん
掲載日:2025/10/11

子供の頃って不思議ですよね


 私には親友が居る。


 その子は私より少し歳下の女の子。


 名前を優子ゆうこちゃんと言う。


 優子ちゃんはその名の通りとても優しい、相談を何でも聴いてくれるし、絶対怒ったりしない。


 一人でつまらない時は沢山遊んでくれるし、色んな絵本も読んでくれる。


 優子ちゃんは歳下なのに、お姉ちゃんみたいだ。


 私はそんな優子ちゃんが大好きで、毎日一緒に居る。


 でも、ある時優子ちゃんが悲しそうな顔で私に言った。


 「あのね、私遠くに行くの」


私は、優子ちゃんについて行くよと答える。


 でも、優子ちゃんは首を横に振る。


 「駄目なの、私一人じゃないと行けない場所なんだ」


そんな!


 優子ちゃんが居なくなったら私は悲しい。


 何度も伝えたけど、優子ちゃんは頑なだった。


 理由も教えてくれない。


 私はそんな優子ちゃんは優子ちゃんじゃないと思った。


 だから、優子ちゃん以外のお友達を作った。


 その子達は、お外で一緒に遊んだり、おままごとをしてくれる。


 あぁ、楽しい!私、みんなの事大好き!


 今日も公園で待ち合わせをして、おままごとを始める。


 私は今日、待ちに待ったお母さん役だ。


 子供役の子が、名前を付けてとせがんでくる。


 私は、無意識にその子を「ゆうこちゃん」と名付けた。


 「ゆうこちゃんってどう言う意味?」


中でも賢いお友達が聴いてくる。


 私は、わかんない!急に思い付いたの!と答える。


 皆はへぇ、と直ぐに関心を無くしておままごとに興じる。


 私も中に混じって遊び始めた。


 ゆうこちゃんってなんだっけ?



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― 新着の感想 ―
小さいときの話ですね。子供の時は誰でも不思議な体験を持っていたりします。 やがて忘れてしまうのですが、また再会できる日が来るかもしれません。
 なんというか切ない話ですね。  子どもではどうにもならない現実、そんな不条理をを受け入れながらもどこか消化しきれない潜在意識。  あらすじにあったあの言葉の意味が理解できました。健気さに涙が零れそう…
結局、身近に居ない人間より側に居る、 都合良く扱える架空の友人を選ぶ。 というのは不健全でしょうが、 子供の頃は案外こんなものですよね。
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