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異世界でチート無双!? いえいえ神達のミスで、相棒のもふもふ達がレベルアップしたみたいです  作者: ありぽん


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41.しまった!! 失敗しちゃったわ!!(小さい女の子、神の使い視点)

 行ったかしら? 私は見送られたフリをして様子を見ながら、さっき私を助けてくれた人間達の後を追ったわ。本当のお礼をするためよ。だってピンチの私を、神の使いの私を助けてくれたのだもの。薬草探しだけがお礼じゃね。


 それにしても本当に助かったわ。あのままじゃ私は消えるかもしれなかった。あの人間の薬と魔法で、体力と少しだけでも力が戻って、動けるようになって良かったわ。

 ただ、本当に最低限の体力と、最低限の力だけだから、あの人間達にお礼をしたら、1度神の所へ戻るつもりよ。


 実は、私が探している人間や他の生き物達の気配を察知できるまで、力が戻っていないのよ。それと彼に授ける力を、授けるための力もね。

 だから彼を探すこともできないし、また気配に気づかずにオークに達に襲われたら、今度こそ私は……。


 この辺にその人間が居るってことまでは分かったし、1度戻って力を回復しても問題ないでしょう。今まで神様の間違いで、弱い力を授かって生きてきた。それがほんの少しだけ伸びるってだけだし。


 それに神の所へ戻ったら、もしかしたら神の力が回復していて、その人間の居場所をしっかりと把握できているかも。そうすれば探す時間がなくなるから、逆に早く力を授けてあげられるかも。そのためにも1度は神様の所に戻って、しっかりと回復してもらわないとね。


 でも、今の私に出来ることもあるは。私が探している人間に授ける力は強すぎるから、今の私じゃ授けてあげられないだけで。少しの力だったら、授けられるのよ。

 さっきの人間、なんとか頑張って見られた情報は、彼らの力のみ。他は何も見られなかったけど。


 どうも彼、力が弱いのよね。魔獣契約なんて初級だし。私を回復してくれた回復魔法だって中級止まりだし。優しいあの人間には、もう少し力があっても良いと思うのよ。だからその力を上げてから、神様の所へ帰ろうかと思って。


 さっきの人間達が通った道を進んで行く私。あっ! 居た居た。よし、見つからないように、ちょっと離れた場所から飛ばせば良いわね。攻撃力を全体的に上げて、それから使える魔法も多くして。うんうん、これくらいな今の私なら大丈夫!! 


『さぁ、行くわよ!!』


 私は彼に授ける力を考えながら、彼めがけてその力を飛ばそうとしたわ。でもその時、何故か蝶が私の目の前を通って。その蝶の鱗粉が私の顔の方へ。


『はっくしょ!!』


 思わずくしゃみをしてしまった私。そのくしゃみの反動で力を飛ばしちゃって。気づいた時には彼に全部行くはずだった力が、彼の家族にも飛んで行っちゃっていたわ。そかも攻撃に関する物のほとんどが彼の家族に。


『まずいわ!!』


 すぐに力を調べる私。相変わらず能力しか見えず。名前さえ見えないけれど。


『嫌だわ。回復魔法は上級になったけど、他が……。光魔法が一応上級スレスレかしら。他も少しは良くなったし、魔力量は増えたけれど。彼の家族の攻撃力と魔法のレベルが、かなり上がってしまったわね。どうしましょう』


 今使った力で、私はもう力を使えないから、修正は出来ないのよね。それに修正できる回数は決まっているし。それも人によるけど1回だけの可能性も。

 もう! 何で回数なんかあるよ!! その辺も神様が自由にできれば良いじゃない!! 誰よ回数なんて決めたのは? 歴代の神の誰かだろけど!


 仕方ない。彼の攻撃力をもう少し上げてあげたかったけど。とりあえずは回復魔法は上級になったし、光魔法も上級になったから良いでしょう!! 後は彼の家族に頑張ってもらうってことで。


 きっとこの世界で最弱と呼ばれる魔獣達が、世界の中でかなりのレベルの魔獣のなるでしょうけど。きっと上級魔獣にも負けないほどにね。

 でも、まぁ、たまにはそういう最弱の魔獣が、最強とまでは言わないけど、それくらい強くなっても良いでしょう。それにそこまでなれるかは、本人達のやる気次第だし。


 さぁ、これでお礼は終わりよ。私を助けてくれてありがとう! これからも私を助けてくれたその優しさを忘れずに、みんなを助けてあげてね。あなたとあなたの家族の魔獣達は、最高の家族よ。それは間違いないわ!


 私はそのまま彼らが歩いて行くのを見送って、その後すぐに神の所へ戻ったわ。


      *********


「ん?」


『『『ん?』』』


『何だ? どうかしたか? まさかどこかに敵が!?』

 

「いや、違う違う!! そうじゃない。そうじゃないんだけど、今何かが僕の中に入った気がしたんだよ」


『僕も!!』


『俺もだぞ!!』


『ハピちゃんも!!』


「みんなもそうなのか?」


『入ったとは?』


「体の中に、温かい何かが入った気がしたんだよ」


 僕の言葉にみんなも頷く。みんな同じだったらしい。


「何だろうな。ちょっと鑑定するから待ってくれ」


 俺はすぐに自分とセレン達の鑑定をした。だけど別に体に何か起きたわけじゃなく、いつも通りで。


『どうだ?』


「いつも通り問題はない。健康そのものだ」


『じゃあ大丈夫なんだな?』


「ああ。だけど今のは何だったのか」


『不思議だったねぇ』


『でも気持ち悪い感じはしないぞ!』


『うん、ポカポカだけ』


「う~ん、たぶん大丈夫だと思うんだけど」


『ねぇねぇ、アーベル、早く行こうよう。ぼく、みんなと遊びたい』


「あ、うん。そうだね。ごめんごめん。さぁ、行こう」


 再び歩き始める僕達。だけど本当に今のは何だったんだろう? 確かにみんなが言う通り、気持ち悪い感じじゃなくて、ポカポカとした、温かい物だったけど。


 はぁ、本当に今日はどうなってるんだ? 色々あり過ぎる。頼むからこれ以上の問題は起きないでくれ。

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