ヴィランの給料上げろ
バトル
ヴィラン派遣会社に所属している。
仕事内容は
悪党としてヒーローに倒される芝居を演じること。
このビジネスは市民に希望を与えるためには必要なのだ。
ヤラセであることを市民は知らない。
教えてはいけないことになっている業界内のルールタブーである。
ヒーローは特別なマネジメント会社に所属しているエリート階級で、平均年収5000万に厚待遇だ。
ヴィランの平均年収は300万ほどにすぎない。
敵役の方がダメージが多く、身体への負担も大きいのにもかかわらず。
俺は「ラヴァウルフ」という名で6年ヴィランをやっている。
高校卒業後、様々な肉体労働を経験
高校時代の同級生と結婚し
娘が2人産まれた。
工場をリストラされ、偶然この仕事の求人を見つけた。
過去一のハードワークで、仕事終わりには全身血だらけケガボロボロ、手足も顔も歯もズタズタで骨折もよるある。
家族を養うだけの給料がもらえる仕事が他にない。
妻は3人目を妊娠中で、働けない。
いつも心配かけてばかり。
家賃5万の狭い貧アパートでなんとか暮らしている。
もう我慢の限界だ。
「暴露するぞ」
同僚のエドウィン、ヒーローで唯一友達であるロジャーと手を組み
業界を相手に訴えることにした。
「給料上げろ‼️もっと金よこせ」
HPプロダクション会長のオーソン
VG派遣の女社長のドミー
との戦いが始まる。
バトル‼️