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怒りの会話

「いきなり殺すとは・・・喋れる知性は有っても喋る理性は無いようね」

「なっ!! しゃ、 喋れらぁ!!」


ラビーの挑発に激昂するタコ娘。


「落ち着け、 冷静に考えろ、 君に喋る理性が仮に有ると仮定しよう」

「二重に仮を付けるな!!」

「だがしかし敵と喋る意味は無い、 さっさと戦おう」


棘の生えた魚人がタコ娘を諭す。


「馬鹿を言うな!! 意味なら有る!!」

「何だね?」

「めっちゃ煽られているんだぞ!!」

「・・・・・なぁ、 君達、 喋る意味が有るのか?」


棘の生えた魚人がラビー達に問う。


「喋れるのならば互いに話し合って納得し合えば戦いをしなくて済む

という事も有ると思うけど?」


ラビーが答える。


「君がそれを抜かすか赤い魔女、 君がどれだけ我々の同胞を葬って来たのか

私は忘れないぞ」

「宣戦布告も無しにいきなり襲って来た連中に言われたくはないですね」

「・・・・・」

「なぁ、 良いだろ!! 喋らせろよ!!」


タコ娘がうずうずしている。


「店長、 我々としては戦いたいのだが・・・」

「悪いけど、 私は魚人達と話してみたいの」

「・・・・・」


盾の騎士がむくれている様な感じになっている。


「とりあえず喋っている間に服着ろ」

「すまんな」


剣の騎士が服を持って来たので着る。


「じゃあまず、 名前は?」


ラビーが名前を尋ねる。


「名前? 人間の文化だな、 それは」

「?」

「私達魚人には名前は無い、 見た目で全て分かる

強いか弱いか、 人の様な魚人程強いんだ」

「それは如何だろうか、 私も強いが」


棘の生えた魚人がタコ娘に苦言を呈す。


「まぁどうしても呼び名が必要ならばタコ娘と呼ぶといい」

「じゃあ私は棘坊主で」

「適当ね・・・私は」

「あぁ、 良い、 どうせ覚えられないから

赤い魔女と呼ばせて貰っているし」

「人間は人の名前を覚えるのは大変じゃないのか?

姿と名前が一致していない事なんて良く有るだろう?」


棘坊主が尋ねる。


「名前を呼ばないって普段如何しているの?」

「普段は名前を呼ぶ事は無いからな」

「そうだな」

「貴方達魚人には社会と言う物は無いの?」

「失礼な、 我々の様な強い奴が頂点に立つ社会性と言う物は有るぞ」

「まるで獣ね・・・私から貴方達に質問が有るわ」

「何だ? スリーサイズが聞きたいのか?」


タコ娘がせせら笑う。


「いや別に・・・」

「地上の生き物はスリーサイズを女に聞くと異常に興奮する生き物だと思っていたが」

「男子中学生か」

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