表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【更新休止】婚約破棄された令嬢の激辛料理経営禄  作者: Mr.後困る
レストラン・スコヴィルの客
57/426

そりゃ振られますわ

カランコロンカラン、 と店のドアに付けたドアベルが鳴る。


「いらっしゃいませー」

「こんにちはー」

「ども・・・」


頭が花瓶と旗になっている騎士がやって来た。


「ミックスフライとライス、 2つずつね」

「はい、 分かりましたー」


ミックスフライを揚げ始めるラビー。


「元気出せって」

「でもなぁ・・・俺は本気だったんだぜ?」


花瓶の騎士を慰める旗の騎士。


「何か有ったんですか?」

「聞いてくれよ女将さん、 コイツまた女にふられてよ」

「言うなよぉー、 今度はマジだったんだ」

「はいはい、 お前は何時もそう言うんだ」

「それは・・・残念でしたね・・・」

「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


号泣して花瓶の口から水が溢れる花瓶の騎士。


「落ち着いて下さい・・・」

「ぐす・・・すまない・・・・・」

「それで今日はコイツを慰めようとここに連れて来たんだ

気分が滅入った時は酔っ払って腹一杯になるのがベストなんだが

コイツは酒が駄目でさ」

「花瓶に酒入れる馬鹿は居ないだろ」

「それでここで腹一杯食べさせようと思ってな

ライスとタルタルソースおかわり自由だろ?」

「態々この店を選んでもらって有難うございます、 良いんですかこの店で?」

「良いんだよ、 この店で食べた方が安く付くんだ、 今月厳しくてな」

「厳しい?」

「そうなんだよ女将さん聞いてくれよ

俺はコイツとタッグを組む事が多いんだが振られた月はコイツは本当に役に立たなくてな!!」

「そこまでいうなよおおおおおおおおおお」

「悪い悪い」

「はいはい、 湿っぽい話はそこまで、 ミックスフライとライス

そしてタルタルソースです、 おかわり自由なのでどんどんどうぞー」

「「いただきまーす」」


がつがつとミックスフライとライスを掻っ込む騎士達。

それを微笑ましそうに見るラビー。


「良い食べっぷりよねぇ・・・」

「体を使う仕事だからなもぐもぐ」

「・・・・・・・・・・」


花瓶の騎士の手が止まった。


「・・・如何した?」

「女将さん、 俺と結婚して下さい!!」

「ごめんなさい、 私、 まだ結婚は考えられなくて・・・」


がくり、 と肩を落とす花瓶の騎士。


「い、 いや待て、 まだと言う事は・・・脈が有る?」

「あ、 女将さん、 気にしないでこいつ、 何時もこんな感じだから」

「何時もこんな感じなの!?」

「今回振られたのもこんな感じで即結婚申し込んで玉砕だから」

「そりゃ振られますわ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ