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良い店ですわ!!ここをキャンプ地とする!!

でぶ妖精の後を追うと盛の中に一軒家を見つけた。


「家・・・とりあえず入って見ますか」


一軒家の中は広々としていた、 いや家と言うよりは大衆食堂の様だった。


「ここは・・・」


ラビーは日本の料理人だった頃に働いていた店を思い出した。

個人経営のそれなりの繁盛店、 で働いていた料理人、 それが自分だった。

激辛料理も置いていたが激辛でも手を抜かない

そんな料理を作るオーナーシェフ、 年配で結婚もしており

奥さんと娘さんが注文を取ったり掃除をしたりしていた。


「・・・・・」


カウンターを指でなぞる、 埃が全く無い。

掃除が行き届いている? 否?


「・・・・・これは魔法、 いや呪いね」


フロートが自慢げに見せて来た呪いと呼ばれる太古の魔法術式

それが店中に張り巡らされていた。

店中に紋様が刻まれているのは奇妙な感覚だったが何故か気にならない。


「隠蔽・・・いや、 これは意識を逸らす物ね・・・」


目に入っても意識に入らないそういう呪いである。


「こんな魔法何処で・・・」


ラビーが不思議がっているとカウンターの奥に一冊の本が有った。

本の内容は全く意味が分からない奇妙な文字で書かれていた。


「解読」


古代文字等を解読する為の魔法を使い本を読み進める。

本の内容は以下の通りである。


『私の名前は【(判読不能)】

この店の主人である、 でぶ妖精達から逃げて異世界からやって来た者だ

地面を栄養満点の沼に変える事が出来る、 その栄養満点の沼で色々研究をしたいんだが

でぶ妖精達が沼に浸って繁殖してしまって以後

でぶ妖精の居ない世界に逃げる→でぶ妖精が追って来るのループに陥っている

この世界は唐辛子や香辛料が豊富にあるらしい、 香味野菜もかなり取れる事だし

拠点の一つを作っておく事にする、 ここは私の店だが

長い間留守にするので使いたい人が居るのならば自由に使ってくれて構わない

店の中の物も自由に使ってくれ、 但し、 この店の外に出す事は許さないので了承してくれ』


「・・・・・ふーん」


良く分からない存在の拠点の一つ、 と言う事は分かったが

自由に使っても良いのならばここは私の店にしようと思ったラビーだった。

店の中を見て回ると所々にでぶ妖精が居るがきちんとした店内になっている。

包丁や鍋などの器具から水道までちゃんと通っている。

しかし火は燃料が必要な様だったが・・・


「火は自分で起こそうかね」


ラビーにとって火の心配は無いに等しいのだった。


「さてとまずは店の中のでぶ妖精を掃除しますか」

「「「にょー、 やめてにょー」」」


店の中に隠れていたでぶ妖精達が一斉にラビーの元にうようよ寄って来た。

その数、 五十は軽く超える。


「えぇい、 沢山出て来るな気持ち悪い!!」

「にょーんにょーん、 お役に立つにょ―」

「如何やって?」

「枕やお布団になるにょー」

「・・・・・」


確かに今日まで野宿だったからその申し出は有難い。

でぶ妖精はぷにぷにしていて柔らかいので寝具としては最高である。


「・・・・・んー、 じゃあここでお店を開くからお店の手伝いしてね」

「「「「「おっけーにょー」」」」」


画してでぶ妖精とラビーのレストラン経営が始まったのだった。

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