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閑話 調理器具

レストラン・スコヴィルには様々な調理器具が存在する。

魔術的な防護作用で埃も溜まらず劣化もしていないの、 しかし数が多い。


「まさか、 この店に地下が有るなんて知らなかったわ」

「びっくりにょー」


でぶ妖精が転がっている時に偶然地下への入口を見つけたのだった。

地下には様々な料理器具がぎっしりと詰まっていた。


「これは凄いわね・・・ホットサンド作る奴や、 タンドールやピザ窯も有る

質は私には分からないけど、 かなりの量ね」

「ホットサンド食べたいにょー」

「パン作りから始めるか・・・」

「パン焼きの型も有るにょ」

「凄いわねぇ・・・あ、 これ水出しコーヒーの機械じゃない

コーヒー豆とかってこの世界に有るの?」

「渋いコーヒーにケーキと合わせて食べたいにょー」

「絶対旨い奴ね、 とりあえずこのタンドール使ってナンでも焼きましょうか」

「にょー♪」


カレーも残っているし良いアイデアだと思った。

ナンは小麦粉と塩、 水とオリーブオイルでたねを作りタンドールの内側に貼り付ける

そして自身の魔法で焼き上げる。


「うん、 これで良いかな・・・頂きます」


もぐもぐとナンを食べてみる。


「!!」


ラビーの顔が曇る。


「あんまり美味しくない・・・」

「どれどれにょー」


でぶ妖精が食べてみる。


「・・・普通に美味しいにょ?」

「いや、 もっと店で食べたナンは美味しかった!!

やはり火加減に問題が有ったのかしら・・・うーん・・・」


悩み始めるラビー。


「・・・これまでも普通に店に有る物だけでお店が出来ていたから

ここに有る物を無理に使わなくても良い気がするにょ」

「そうね、 私もまだまだ甘いって事が分かったわ

ここはもっと私がレベルアップするまでとりあえず置く事にするわ」

「でもホットサンドは食べたいにょーこれは持って行っても良いと思うにょ」


そう言って地下室を出たラビーだった。

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