寮長の出迎え(ウィノside)
カラメル王国のカラメル王国学院に向かったウィノ。
まずはサンライズ王子と合流しなければならないが
殆ど何も持っていないのだ、 まずはカラメル王国学院の学園寮に送ったと言う
自分の私物を受取りに行かなければならない。
「久々に来たな・・・」
カラメル王国学院に辿り着いたウィノ。
例の如く金を持って無いので歩きで有り
途中野宿をした為にかなり時間がかかった。
お陰で体はボロボロである。
ふらふらになりつつも学園寮に入る。
「おやアーモンド君、 遅かったね」
寮長のリカル・デントがウィノを出迎えた。
「寮長先生、 ここに送られた私物を返して貰えますか?」
「それは構わないが・・・」
言い難そうにするリカル。
「・・・何ですか?」
「・・・・・先にシャワーを浴びなさい
まだ君の部屋は取っておいてあるから着替えもした方が良い」
「・・・・・それもそうですね」
ウィノは寮の自分の部屋に入った。
自分の部屋に戻る途中に擦れ違った学生達は皆、 自分を避けた。
ウィノが自室に戻るとそこには私物が入った木箱が置いてあった。
「・・・・・まずはシャワーだな」
国内最高峰の学園だけあって寮の施設も充実している。
部屋にはシャワーが備え付けてあるのだ。
水は勿論、 お湯も出る。
久々のシャワーに癒されるウィノ。
「はぁ・・・・・」
シャワーに溜息まで出る、 久々の暖かいシャワーに心が躍った。
ウィノはシャワーを浴びた後に服を着替えた。
服には無頓着だったので学生服位しか無いが別に良いだろう。
「まさか卒業してからもう一度袖を通す事になるとはな」
自嘲しながら学生服を着るウィノ。
服を着た所でウィノの部屋にノック音が響く。
「はい」
「リカルだけど、 軽い食事でもどうだい?
シチューとパンが有るけど」
「頂きます」
「じゃあ食堂に来てね」
すぐさま部屋から出て食堂に入るウィノ。
出された暖かいシチューとパンを貪り食う。
「旨い・・・旨い・・・」
野宿をしていた頃は野生生物や草等を狩ってそのまま食べていた為
まともな食事を取ったのは久しぶりだった。
涙が溢れ出て来た。
「御代わりもあるからね」
リカルが気まずそうにウィノに言った。
「本当にありがとう」
「良いんだよ、 これ位しか出来ないから・・・」
リカルが気まずそうに俯いた。




