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1章 5.大村平次の守護霊

異世界初バトル

ゴブリン戦の続きからです。

{そんな大きな声がまだ出るではないか!気張れ小僧!}


「つ、杖がシャベッタ!!!!」


驚きの余り杖を投げ捨てそうになる優。


{おいおい。今ワシを捨てたら、お主は死ぬぞ?いいからお主は言うとおりにすればいい。さぁ心の中で念じろ!強く!イメージするんだ。この杖を剣に変えてみると。早く!}


(え!?何!?剣に!?)

{そうだ!さっきの棍棒もった小鬼が来よるぞ!}


起き上がったゴブリンとの距離はまだあるが、優がいる所に今合流されると絶体絶命であった。


(え、えーと、剣に変える?)


優は長さ調節式杖のグリップ部分だけを持ち、優は頭の中で剣を思い浮かべる。


すると杖が淡い青色に輝き、杖の形状から刀と呼ばれる形状に変化していく。突然輝くモノを見たゴブリン達は動きを止め、呆気にとられていた。


(す、凄い!イメージ通りでは無いにしても、刀に変わった!)


優は変化した刀を構えると、まるでこれから剣道の試合が始まるのではないかと思える程の高揚感と落ち着きを取り戻していた。


(な、なんだろう。凄く気持ちが落ち着く感じになる...死ぬかもしれない状況なのに...)


「ゲギャー!」


先に行動したのは棍棒を持っているゴブリン。刺々しい棍棒を振り上げると、力任せに優を攻撃してくる。


「くっ!」


ガキン!


優は刀を横にして棍棒の攻撃に耐える。そのままの体制で刀を一度振り抜き優はゴブリンとの間合いを作る。


「はぁ!」


優は一歩、素早く動きゴブリンとの距離積めて刀で袈裟斬りする。


「ギャァ!」


見事攻撃はヒットし、そのままゴブリンは倒れこむ。


「ギー!」


折れたナイフを持つゴブリンは優の背後からナイフで斬りかかる。ゴブリンの声に反応した優はナイフの軌道を確認しながら、ギリギリの所で避ける。


「大丈夫、このスピードならかわせる!」


たった一匹ゴブリンを倒しただけだが、優にとっては自信に繋がっていた。もう一匹のゴブリンの攻撃をかわしながら、最善の一撃を探っていた。


「ガアァ!」


自分の攻撃が当たらない事に苛立ち始めるゴブリンの攻撃は単調になり、いつしかただナイフを振り回すだけの攻撃に変化していた。


「大振りだ。もう一回振ったら...ここだ!」


バックステップで攻撃をかわす優は空振りに終わったゴブリンの懐に入り込み、素早く刀を横に倒し思い切り振り抜く。


「ギッ!」


倒れるゴブリンを確認して、周りに敵が居ないことを確認すると、大きく息を吐く優。


「お、終わったぁ~」


緊張の糸が切れたかのように、その場にしゃがみこむ。


{最後の一刀、中々良かったぞ小僧!}

「うぁ!忘れてた!」

{ワシの事を忘れるとは随分な奴だな。まぁよい、これを気にお主に伝えたいことがあったのだ}

「伝えたいこと?」

{そうだ。まずは礼を言わせてくれ。お主のお陰ゆえ、我が主の大村平次が助かった。ありがとう。}

「いや、そんな。ん?主?大村さんが主?」

{うむ、ワシは大村平次の守護をしていた霊なのだ}

「て言うことは、守護霊!?なんで僕についてきてるの!?...でも僕が死んだ時に神様から、僕が何もしなくても大村さんは助かってたみたいだし、無駄な事をしちゃったみたいで...」

{その事なんだが、神とやらは先の事を言わなかったが、お主が

亡くなった後に、平次の状態に変化がおこる。まずはアルツハイマーと呼ばれる症状は原因不明ではあるが改善し、脳細胞の萎縮も無くなり逆に活性化される。平次はお主の分まで生きねばならないという使命感ゆえ、様々な事を超越するようになるのだ}

「す、凄い。覚醒なのか!?じゃぁ寿命も延びるんですね!」

{あぁ。そしてこの杖もお払い箱になるのだ}

「身体機能までアップしてるんですか!?凄いや大村さん!」

{そのキッカケを与えるのはお主の死なのだ。だからお主には感謝している。平次の守護としてワシも存在していたが、その杖を通し、お主の守護をしたくてな。神と呼ばれる存在に願い出て、ワシはこうして杖に入り込み、お主と共にこの世界に来たのだ}


異世界に来てそれほど時間は経過していないが、優が一番驚いたのは異世界の事より、大村平次その後の事であった。


バトル表現力をもう少し頑張りたい。


色々と参考にさせていきたいので、ご要望やご感想お待ちしておりますm(._.)m


あと、読んで下さりありがとうございますm(._.)m

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