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目指せ高野山
story NO.1
雷とともに現れたお父さんの声はまるで二度と消えない刺青のように心に刻まれていた。
今やらなきゃいけないことが明確になった気持ちでいっぱいになった。
i phoneが俺の行きたい場所の道順を教えてくれる。センター街から渋谷駅に向かい品川へ。新幹線で大阪へ着いたら難波へ向かって南海鉄道橋本行きに乗って極楽橋へ。ロープウェイで目的地高野山に到着。
財布の中身は2万円ちょっとで貯金もゼロ。
現実は行ったら帰れない片道切符の逃避行だ。
だが!今の俺にはたどり着かなくてはいけない場所と約束があるんだ。
人生にはまるで漫画やゲームのようにストーリーを進めるにあたって新たなステージへ向かわなければいけない選択がある。
この非日常で何かが始まりそうな予感が胸を躍らせた。どうゆうことか不思議と心の中では高野山まで行けばどうにか坊主になれそうだとゆう安易な謎の自信さえ湧いてきてる。
さらに今の生活への嫌気が罪悪感を正当化させた。
家にも帰らず、荷物も持たず、誰にも言わず俺はlibraを飛んだ。
i phoneの到着予定時刻通り高野山駅へたどり着いた。まずは引き取ってくれる寺を見つけなければいけない。歩いて山道を登って寺院を目指した。




