第二話
(2章 矛先と仲間)
男子生徒と別れると・・・。
学校に来たらこんな声が聞こえた。「あっ来たわよ。虐められっ子の那木 美沙子・・まだ懲りずに学校に来るんだ」「本当だ。馬鹿だな」ふぅ〜と私は気にせず歩いて行った。
教室に来ると、机とイスがすごいことになっていた。「死ね〜」とか「逝ってよし」とか「die(死ね)」とか・・全てあの世逝きていう言葉・・・。私は悲しくなって、朝自習が始まる時間の前に渡利 祐希君に相談しに行った。したら、彼は「そうか・・悲しいな。同じことまた起きたんだ。分かった。こっちで君に出来るだけ僕は援助するから。また昼休み屋上に。じゃあな。朝自習始まるぞ」
「うん。ありがとう。じゃ・じゃあねまた後で」ちょっと可愛くウィンクして自分と渡利君の教室に戻った。
今日の朝自習はLHR(LongHomeRooom)いわゆる先生による長い長い説教タイムである。生徒たちにとってはどうでも良く他人事のようでどうでも良い時間であった。
担任の先生の磯長 美智子先生が教室に入り、お話を始めた。
私は先生の話は聞くタイプなので真剣に聞いた。
「今日は話を始める前に、1人、転入生がこのクラスに来ました。どうぞ。お入りください」
1人のおとなしそうな女子が教室の中に入ってきた。
「じゃあ自己紹介を始めて。簡単で良いから。」「はい。神奈川県箱根町から来ました。笹嶋 麻美子です。ニックネームは『ささり』です。早く皆さんと交流を深めたいです。どうぞよろしくお願いします」先生が「今本人から紹介があったとおり笹嶋 麻美子さんは、箱根町から来ました。何か笹嶋さんに質問のある人挙手をお願いします。質問者いませんか?いないみたいのでこれで自己紹介のほうを終わりにします。じゃあ笹島さんの席は、那木 美沙子さんの前で良いわね」「はい」笹嶋さんは私の席の前に座り私に「よろしくお願いね。那木 美沙子さん」と言った。私は「はい。こちらこそ。こ・こんな私だけどよろしくお願いします。」と返事をした。
LHRが終わり、1時間目の授業が始まった。今日の一時間目は英語だった。英語のパーカジェイムズ先生が「HellEveryone(皆さんおはよう)」と挨拶した。私たちは「HelooMr.JEMUZU」と返事をした。
その授業中私は、斜めの苛めの実行者が妙な行動をしているのを見た。私は見なかったふりをしたが、私の後ろの人を通して苛め実行措置が行われることは気がつかなかった。そして、ジェイムズ先生が黒板に視線を移したとき実行された。
私のイスをドカドカ蹴っているのである。私は小さな声で「やめて」と言ったがその生徒(男子)は「知ねぇよ」と空気を流した口調で言った。その二人の攻防が激しくなるのを察した渡利 祐希は対抗策を練っていたが席が遠いという問題があるため
不可能に近かった。するとパーカ先生が振り向いて「クニキ ミサコwhat`s up?(どうしたの)」と聞いた私は英語を話すことは苦手なので話すことがなかなか出来ず、先生の表情と口調がどんどん変わっていくのが分かった。先生が「クニキ ミサコ げんて・・」すると前に座っていた笹嶋 麻美子が悠長な英語で「She is not bad. The boy sitting down behind is bad. Because I Carried Out Bullying To Her.(彼女は悪くありません。その後ろに座っている男子が悪いのです。何故ならば彼女にいじめを実行したのです)」
と先生に話した。すると先生は「Are you true?(本当ですか?)」と聞き返した。笹嶋 麻美子はすかさずこう言い放った「I am true. I watched that he did the act that, no, work and the act that it seemed tormented to her when he tried to look back a little to be careful because the back was noisy. It is the proof end in this.(本当です。後ろが騒がしいので注意しようとちょっと振り返ってみると彼が彼女に工作と思われる行為・・いや いじめしている行為をしているのを見ました。これで証明終了です。)」と言った。皆は「スゲェ〜」と感心していた。しかし、2人だけ感心しない人をがいた。ジェイムズ先生が「OK」と言い返した納得したようだ。その後言い放った言葉は「By the way, it is assumed that there is no her deduction and sentences two people who do not admire ducti on.(さて、彼女の減点は無しとして、感心していない二人を減点とする。)」私は「ふぅ良かった」と心のうちを和らげた。
授業が終わった後、私は笹嶋 麻美子にお礼を言いに行った。「さっきはどうもありがとう」「いえいえ。これが苛めが起きる前の対処義務ですから気にしないで」と渡利君も来て「那木 美沙子を守ってくれてありがとう」と言った。私は「何であんなに英語が話せるの?」質問をぶつけた。彼女は「実は私は帰国子女なの・・・7年間アメリカのロサンゼルスで英語の勉強と生活をしていたのだから皆の知らない英語とかが話せるの・・」渡利君が「そっか・・でも守ってくれたのは那木 美沙子にとっても良かったことじゃあない?」私は「本当にありがとう二人共私が弱すぎるのが問題だよね・・・ごめん」
彼女が少々すすり泣きをしているのが、渡利・笹嶋からでも見えた。取りあえず笹嶋は彼女をなだめる様に言った「一人が解決出来ない問題はアナタ一人で解決しようと思わなくて大丈夫なんだよ。だってアナタには仲間という存在いるんだからねぇ〜」渡利も「そうだよ。笹嶋 麻美子さんが言うように自分一人だけで解決は無理だから、僕たちになんでも相談して良いのだよ。」そう二人は言い終わると私は「ありがとう」と一言返した。
二時間目の授業開始のチャイムが鳴った。次の時間は国語の時間で準備を急いで三人とも席についた。国語の担当の先生は自分のクラスの担当の先生磯長 美智子先生だ。「じゃあ〜昨日の続きを開始しましょう。教科書5ページ開いてみてください。
後ノートも開いてください。えっと今日は昨日の語句調べ『燕』からだったよね。辞書忘れた人起立。後で私があなたたちの席の周りを巡回するので嘘をついても無駄です。本音を言ってくださいね。」私は辞書を持ってきていたので減点にはならなかった。仲間の二人も辞書を持ってきていたので減点の対象にならかった。
減点対象はやっぱりいた。苛め実行の司令塔と後多数。私は気にせずノートに意味をチョクチョク書いていった。『燕』
スズメ目スバメ科の小鳥の総称。長い翼と二またに分かれた尾を持つ。速く飛ぶことができ、昆虫を捕食する。世界各地に分布。ツバクラ・ツバクロ・ツバクラメ。玄鳥。 季節 春。
前の欄の一種。全長約一七センチメートル翼と尾が細長い。背面は金属光沢を帯びた青黒色で、腹面は白色。額と喉は赤褐色。春、全国に渡来し、人家などに泥やわらで椀形の巣を作って、繁殖する。
秋にフィリピン・マレー半島などに帰る。
イワツバメ・コシアカツバメ 季節は春。
私は「何でこんな長いことを書かせるのかな・・・」とめんどくさくも考えたが、そんなことを言ってはこの学校に入った意味がメチャメチャになるので頑張って全てツバメの意味を書き終えた。
次は「虹」だった。私はやる気がツバメの時にとても薄れていたが、成績のためにも頑張ると誓っただから、書かざるを得なかった。
『虹』夕立のあとなど、太陽と反対側の空に弧状にかかる七色の帯。
『友情』友達の間の親愛の情。友人の間の情け。友達のよしみ。例「〜に厚い人」・・・・・・・・。
私は、初めて友情の深い意味を知った。心の中で「へぇ〜そうなんだ。友情って友達の間の親愛の情。友人の間の情けだったんだ知らなかった。」私はボーっと意味の読んでいました・・・・そうしたら先生が「那木 美沙子さん。どうされましたか?おっでもノート綺麗じゃないですか・・感心ですね」私は「あ・ありがとうございます。」「さあ気を引き締めて残りをやっちゃいなさい。」「はい」
私は次の単語『合縁奇緑』を調べ始めた。
合縁奇縁:お互いの気心が合うか合わないかは、みな縁によるということ。私は追記に好きな緑のイラストを入れてみた。
「私をはじめ皆も友達になれるかの瀬戸際かこの単語のように合縁奇縁・・つまりの日本の人口1億6千万人の中から会える確立も少ない・・・特に私みたいな人物や・・・ねぇ。」前席の笹嶋 麻美子が彼女の気持ちが暗くなっているのに気づいた「大丈夫?」「あっごめん別に気にしないで」「そう?まぁいいや」すぐに自分の机に向かい私は今日も勉強をしているのであった。
二章完
注:著者は男子ですから;;