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誰にも媚びない孤高のS級ヒロインが、最近なぜか俺にだけ優しいのだが ~ドS級美少女の瑛理子先輩は、俺が好きすぎてデレを隠し切れない~  作者: みなもと十華@3/25二作同時発売
第2章 瑛理子先輩は俺にだけ優しい

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第40話 反撃のヤンデレ

 ピンポーン!


 日曜の午前中、目を覚ました俺が洗面所で顔を洗っていると、玄関からチャイムの音が聞こえてきた。


 ピンポンピンポーン!


「あれ? 誰も居ないのか。ふあ~」


 あくびをして目を擦りながら玄関へと向かう。

 どうせ回覧板か何かだろ。


「はーい、今開けます」


 ガチャ!

「しゅ、俊くん♡ おはよう」


 ドアの隙間から顔を出したのは、まさかの真美さんだった。陽の光に照らされた髪が天使の輪のように輝き、美の化身のような神々しさだ。


「あっ、ま、真美さん。お、おはよう」


 突然の来訪で、言葉が出てこない。朝から真美さんの顔を拝めるなんて。


「急にきてごめんね」

「いえ、大丈夫です。真美さんならいつでも歓迎ですよ」

「うふふ♡ 俊くんってば♡」


 真美さんは、俺に優しい笑顔を向ける。最近ちょっと怖い感じだったのは気のせいかな。


「俊くん♡ 今日は凛ちゃんもご両親もいないでしょ。おやつを作ってきたの」

「嬉しいです。でも、何で親が留守なのを知ってるんですか?」

「あっ、えと……」


 真美さんは一瞬だけ視線を逸らすと、すぐに俺を見つめて口を開く。


「そんなの女の勘だよ」

「そうでしたか。凄い勘ですね」

「えへへ♡」


 女子って凄い勘が鋭いんだな。五感を超越した第六感でも持ってるのか。


「ふぇ♡ ずっと俊くんの家の前でストーキングしてたなんて言えないよぉ♡」

「何か言いましたか?」

「なんでもぉ♡」


 真美さんは優しく笑う。

 ストッキングって聞こえた気がしたけど、気のせいのようだ。ストッキングは穿いてないから。


「上がってください。真美さん」

「うん♡ おじゃましまーす」


 ふわっ!


 靴を抜いた真美さんが上がると、蕩けるような良い香りが漂ってきた。

 俺の股間をダイレクトに刺激するような、何とも言えない官能的な匂いだ。


 いかんいかん! 真美さんをエロい目で見ちゃダメだ。


「こっちです」


 自然な流れで自室へと向かい、ローテーブルを挟んで真美さんと向かい合って座ってから気づいた。俺は、二人っきりの家に真美さんを入れてしまったのだと。


「え、えっと……これは……」

「懐かしいね♡」


 緊張でしどろもどろの俺を他所に、真美さんは懐かしそうに部屋を眺めている。


「子供の頃は一緒に遊んでいたのに、大きくなってからは部屋に入ることもなくなっちゃったよね」

「真美さん……」

「でも、こうしてまた部屋に入れたのは嬉しいな♡」

「お、俺もです」


 胸の奥に強烈な懐かしさと甘酸っぱさが込み上げてくる。子供の頃に憧れた、近所のお姉さんへの想いが。

 あの頃は、いつも一緒だった。

 でも、いつの頃からか、異性として意識したり、急に恥ずかしくなって……。真美さんと距離を取ってしまったんだよな。


「俊くん、お腹空いてるでしょ。食べようか」


 そう言って真美さんはランチクロスを開いた。

 重箱のふたを開けると、中からはたっぷりの粒あんを使ったおはぎが現れた。


「じゃーん! 尻もち」

「ん? 牡丹餅ぼたもちかな?」

「あっ、尻おはぎの方が合ってるよね」

「尻?」


 真美さんは何を言っているんだろ?」


「俊くん♡ おはぎってね、春に食べると牡丹餅、秋に食べると御萩って言うんだって。今は夏だから何でいうのかな」

「そうなんですか。真美さん、物知りですね」

「どっちも尻で半殺しにするんだけどね♡」


 真美さんから物騒なワードが出て、俺の下半身がキュッとなった。


「あ、ごめんごめん♡ 半殺しっていうのはね、米を半分だけ磨り潰したのを言うんだよ。だから牡丹餅も御萩も半殺しなの」

「そ、そうなんですね」


 何だろう。やっぱり最近の真美さんは少し怖いような。俺の中のセンサーがビンビン危険信号を出している。

 ドSの波動を感知しているのだが!


「ほらほら、私の尻おはぎ食べて♡」


 真美さんが、熱い瞳を俺に向ける。いつかのように狂気を孕んだような目で。


「あ、あの、真美さん?」

「ほら、あーん♡」

「えっと……」

「俊くんはね、もう一生、ずっと私のあーんで食べるんだよ♡」


 真美さんの圧が凄い。ヤンデレっぽい目と、ド迫力のGカップ(推定)と、全身から漂うムラムラした気迫が。


「ほぉら、俊くんはお腹の中まで私に染められちゃうの♡」

「ああぁ……」


 ジリジリと俺の方に寄ってきた真美さんだが、遂に距離がゼロになってしまった。

 左手で俺を抱き、右手で箸を使う。おはぎを一つ掴むと、俺の口に運んできた。


「はい、あーん♡」

「あーん」

「どう、美味しい?」

「はい」


 真美さんのおはぎは、めちゃくちゃ美味しかった。本当にフェロモンでも入っているのかと思うくらい、甘く蕩ける官能的な味だ。


「ほら、もっと私に体を預けて♡」


 真美さんにされるがまま寝ころんでしまう。膝枕のように真美さんに寄り掛かると、まるで授乳されるような体勢にされてしまった。


「うわぁ……」


 膝枕されたまま見上げる巨乳は凄まじかった。

 重力に逆らうようド迫力のGカップ(推定)が突き出ていて、真美さんの顔が隠れている。


「ほら、どんどん食べようね♡」


 むぎゅ!

「くあぁ……」


 真美さんが前屈みになり、俺の顔が膝と胸に挟まれてしまった。天国のようなサンドイッチだ。


「あ、あの、真美さん?」

「うふふっ♡ いっぱい飲んで……じゃなく食べてね♡」

「ええぇ!」


 本当に赤ちゃんにされたみたいだ。

 今、一瞬だけ『飲んで』って聞こえた気がする。本当におっぱい飲みたくなっちゃうじゃないか。


「はい、あーん♡」

「あーん……もぐもぐ……このままじゃダメにされちゃう」

「良いんだよ♡ ダメになっても♡ ダメになろっ♡ 俊くん♡」


 授乳体勢のまま『あーん』で食べさせられ続ける。

 こんなプレイを続けていたら、本当にダメになってしまいそうだ。




 しばらくしてやっと解放された俺は、真美さんに背を向けながら息を整える。


 お、俺は何をやっていたんだ。幼馴染のお姉さんと変なプレイを……。

 あああぁ、こんなのエッチすぎるだろ。もう真美さんをエッチな目で見てしまうぞ。


「あっ、えり……」


 一瞬だけ瑛理子先輩の笑顔が脳裏に浮かび、胸がチクッと傷んだ。

 瑛理子先輩を支えたい。夢を応援したい。一緒に執筆したいのに。

 でも、俺は真美さんのことも好きで……。


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!


 ふと背中に悪寒が走り振り向くと、真美さんから強烈なドSオーラが出ているところだった。


「えっ、真美さん?」

「俊くん♡ 今、他の女のことを考えてたよね? ねえ? ねえ?」


 ゾクゾクゾク!


「あの、真美さん?」

「悪い俊くんだね♡ 悪い子にはお仕置きしないと」


 真美さんに押し倒された俺は、床に仰向けにされてしまった。


「さっき言ったよね♡ お尻で半殺しだって♡」

「ひぃいいいい!」


 俺の顔を跨いだ真美さんが、そのまま腰を落としてきた。

 ムッチリとした大きなお尻が、俺の顔の上に。


「うわぁああ! ちょっと待って!」

「待てないよ♡ 俊くんは、お尻で半殺し決定っ♡」


 むぎゅぅぅぅぅ~!


 ドSへと豹変した真美さんに、俺は強烈なお仕置きを食らうことになってしまった。



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姉喰い勇者と貞操逆転帝国のお姉ちゃん!

書籍情報
ブレイブ文庫 第1巻
ブレイブ文庫 第2巻
COMICノヴァ

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