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炎帝のお願い
「サフィルス様!わたくし、うるおいが足りませぬ!」
炎帝は玉座に並んで座る青の君に訴えた。その頬は可愛らしく膨らんでいる。
「ルビーナ。君の肌は何年経ってもぷるぷるだ。さすが不死。問題無い」
「もう!そういう事じゃ無いって分かってるくせに!サフィルス様はわたくしをもっと甘やかして下さいませ!」
誰もが恐れる炎帝を転がす青の君に、周りはただもう尊敬しか無かった。
サフィルスは炎帝の夫と言う立場に胡座をかかず、毎日こうして陳情を聞いては炎帝に対処させていた。
先日などは干ばつ対策に新しく井戸が必要だとの訴えに二つ返事で承諾し、ルビーナの魔力で3日で掘り上げた。
「よしよし。ルビーナは良く働いて偉いな」
サフィルスはルビーナの頭をわしわし撫でる。ルビーナは目を細めてうっとりした。
「嬉しい…。これで1週間は大丈夫ですわ!さすがサフィルス様、わかっていらっしゃる!」
炎帝の治世は今日も平和であった。
ちょっぴり糖度をプラス。




