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天之川想太(16)高二。本作の主人公?少なくとも中心人物。ヲタクでありおしゃべり。

御法川愛(16)高二。想太の恋人だったが、突然有名になり、二人は微妙な関係に。

四乃森朱里(17)高三。生徒会長。実は想太の恋を邪魔するために来た未来人。

槍ヶ岳ヒカリ(15)高一。インフルエンサーとしてフォロワー獲得に執念を燃やす。

小山内里菜(16)高二。イラスト絵師として、かなりの収入を既に得ている。

多賀康朗(17)高二。通称ガロ。想太の悪友。

久しぶりに想太くんと話をした。中学の頃から好きだった人。カラオケボックスで2人きりになってドキドキしたけど、なんだか少し様子がおかしかった。

私とキスをしそうになったとか、なんとか…

告白しようと思ったことは何度かあったけど、今の関係を壊したくなくて勇気が出ないでいた私は、何度か想像で彼とキスをしたけれど…

私は頭を振り、流されそうになる弱い自分を追い出そうとする。女優になるという道に向かって、大きな風が吹いたのは間違いない。

私はその風に乗って、どこまでも高く遠くに向かわなければならない。あれだけ夢見てきたことが目の前にある。やってみたかったような役が幾つもオファーできているのが未だに信じられない。

ほんとだったら、どの役を選べばいいのか、想太くんに一番に相談したい。

想太くんは誰にも理解されなくていいって言ってくれたけど、私は想太くんにだけには分かって欲しいって、その時も今日も思った。

彼は優しいけれど、女心は分からないみたい。

想太くんは本が好きで漫画が好きで映画が好きで、創作と名のつくもの全てが好きだから、私は話についていくので必死だった。

でも、彼は彼なりにそれぞれの作品や登場人物のことを解釈して説明してくれるから、私はいつでも楽しかったし、彼の長い話を聞くのが好きだった。

だから、今の私にとって選ぶべき役柄や台本のことだって一番に理解して薦めてくれると思う。

彼が私のマネージャーだったら、どんなにいいだろう。

そんな都合のいいことを考えながら、私はカフェテリアで生徒会長に連れていかれる彼の姿を見た時に嫉妬したことを思い出し、胸がチクリと痛んだ。きっとこれからの学生生活で彼の隣にいるのは私ではないんだ、と。


御法川愛はそこまで日記を書くとスマホの日記アプリをそっと閉じた。シャワーを浴びるためにベッドサイドにスマホを置く。

彼女がシャワールームに入った後に、スマホの画面が明滅し、何やら怪しげな挙動をしていることにシャワー中の彼女は気がつかないでいるのだった。

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