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始まり

気づいたとき、俺は森の中にいた。

ぼーっと突っ立てな。

意識がはっきりし始めたのはいいが、森の中にいるのがよくわからない。

俺の最後の記憶はトラックがこっちに突っ込んできたところが最後だ。

死を覚悟したというか、避けようがないというか。

とりあえず、命があるのはよかった。が、ここはどこだ?

あたり一面を木が覆いつくしている。

・・・・・いや、違うのはそれだけじゃない。

名前を思い出せない。

・・・・・俺の名前を思い出せない。

呼吸が荒くなる。なんでだ。なぜ、思い出せない?


・・・・落ち着け、深呼吸だ。

息を吐き、息を吸え。落ち着こう。

森の中なら獣がいるかもしれない。イノシシなんかにあったら最悪だ。

安全そうな場所を探すために俺は歩きだした・・・。


しばらく、歩くと川の音がし始めた。

水を飲めると思うと急にのどがカラカラに渇いてきた。

履いている靴がスニーカーでよかった。サンダルだとここまでくるのに時間がかかりすぎる。

ジーパンなのも助かる。


川について水を手ですくって飲んだ。

美味い。のどが渇いてるのもあるだろうが単純にうまい。

着ているシャツが濡れてしまったが些細なことだ。

夢中でがぶ飲みしたあとに川の下流をなんとなく見た。

・・・・・・見なければよかった。


見つけたそれになんとなく歩いていく。

見間違いようがない。

「白骨死体・・。」

人の死体だった白骨になっており、異臭はしない。

白骨という衝撃がつよい光景なのもそうだが、着ているものも妙だった。

革の鎧?だろうか?

ぼろぼろの革の鎧、鞘に入った剣、鎧につけられているバッグ、ぼろぼろの革靴に革手袋。

なんだこれは。

日本だとまず、見ないような服だ。コスプレにしてもなぜ、こんな川のそばで?

俺は恐る恐る、鞘に入った剣を左手で鞘から抜こうとしてみた。

本物かどうかを確認したかったのだ。


本当にそれをやろうとしてよかった。剣を握って抜こうとしたその瞬間。


「ヴぉヴぁあああああああああああっ!」

「きゃああああああああああっ!ふげっ!」


白骨が叫び声をあげながら首を掴んできた。

年甲斐もなくマジ絶叫である。

白骨死体が首を圧迫してくるかなり力が強い。

へし折られることはないが息ができない。

俺は咄嗟に剣を抜いて剣の柄で白骨の頭部をぶったたいた。

ころりと転がる頭蓋骨。だが、手の力は弱まらない。

俺は右手で手首を押さえて、剣を白骨死体の腕にたたきつけた。

びくともしない!まだ、余裕はあるが長く続くとまずい。

もはや、認めざるを得ない。この状態は間違いなくあれだ。

ならば、眼前の存在の弱点もわかる。

俺は右手を白骨死体の肩を押さえつけて、左手の剣を白骨の胴体に差し込んでぐりぐりとねじりまわした。

「ヴぉヴぉあああああああああっ!」

効いている!ところどころにコツコツ剣に何かが当たる感触がある。その何かに向かって剣を突き込んだ。

「ヴぉおおおおおおっ!」

白骨が怯み、白骨の手が離れた。県から手を放しながら転げながら後ろに引いて、更にわざと転げて距離をとった。

河原の石にぶつかって体が痛い。

「ヴぉおおおおおお。」

白骨死体がいや、スケルトンが怯んでいる。

俺は踵を返して森に逃げ込んだ。

勝てるイメージが全くわかなかったからだ。


俺は川から逃げ出した。

プロット作らないとなぁ。

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