本を読もう
ここ数年なろう系というものを読み始めた。
最初は最近増えた異世界転生やバカ長いタイトルモノをバカにするようなつもりで覗いたものだ。
しかし、読んでみるとこれがなかなか面白い。
ワナビというのも舐められんと思った。
そもそもネットでの表現の世界は狭かったように思う。
ネット小説を最初に読んだのは2ちゃんねるのssちゃんねるやアルカディア、pixivの人が多いだろう。もしかしたらケータイ小説などから入った人もいるだろうが
あれらが流行り出した時もバカにされるような内容のものも多かったが秀逸なものもたくさんあった。
題名は伏せるが金のない時は読み漁った。
本は人の人生観を変えると言っても過言ではない。
漫画のキャラに憧れてかめはめ波を撃つ真似をした子もいるだろうし本の中に出たからBARで人が頼まないようなカクテルを頼んだり、そんな小さな価値観からどうやって生きるかまで左右するような作品はごまんとある。
本を読んでよかったと思うのが人と話す時だ。
同じような単語ばかり使うより少し変化球を混ぜたり咄嗟の一言やフレーズに助かったりする事はあるだろう。
長くなったが私が言いたいのは、ここ「なろう」にもプロの人より面白いと思った作品や思わず勧めたくなるような作品があるということ。しかし、ブームというのに左右されすぎていることや拙い文章表現が目につくことがランキングの中では多々あるということだ。
私が思わず閉じてしまう作品は「拙い」部分が目に余るものだ。
例えば、会話文に笑をつけたりwをつけたり
この表現が出されるような作品は思わず閉じてしまう。
私もめんどくさい人間で私がダサいと思ってしまった表現が一つでもあると美味しい料理に砂が混じったような違和感を拭うことができずに読み進めていくことが辛くなる。
だからこそタイトルのように本を読んで欲しい。
読んだ文章を血肉に変え、その才能を遺憾なく発揮してほしい。
ジャンルは問わず果てはノベルゲームまで糧とすることで技術、イマジネーションはついてくると思うのだ。
そして大事なのは先人が作り出した読みやすい小説のルールを今一度確認すること。
もちろんそれを縛りと感じる新しい小説を書くのは自由であるが綺麗な文章とは必ずここに繋がると私は信じている。
長くなったが批判と称賛を持った私の話は以上だ。
最後まで読んでくれた人はよかったら感想に自分の中で面白かった作品を教えてほしい。
うるせーこの野郎と思った人へ、読むかバーカ!