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それでいいのか異世界転移?!(仮)  作者: 小型漂流者D
第2章 北の大陸(珍道中開始)
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13 海賊団と悪巧み③信用第一

 読者の皆様どうもこんばんわ。


 さて、今回はワイルドバンチの連中が”八咫烏”に入団するための通過儀礼みたいな回です。それでは本編をどぞ!


「………と言う訳だから、先にスノウデン王国を救う事にした。重ね重ね悪いな、クロエ。」


「別に主殿は気にしなくていい。北大陸に奴等が侵入して来たのだとしたら尚の事駆除した方がいいしな……彼女が居るのは間違いなくあそこだからな。」


 クロエは案外あっさり納得してくれた…つか、その不気味な笑い顔、責めて隠す努力はしような?…ワイルドバンチ盗賊組含めた全員がどん引きしているからな?!


 この様子だと、光の教会の信者を虐殺しそうだな………まあ、弱肉強食だから別に文句も無いけどな。


 そも、普人族がのさばっている事自体が色々可笑しい。だって、種族的には最弱で、実力が無いのだから。


 なら何故現在多くの普人族がヒエラルキーのトップでのうのうと、していられるのか……


 恐らく何らかの方法で強力な力を得られたか、それとも俺の様な転移者・転生者の影響か。候補は色々有るが、正確な事はまだ分からない……“見破る”では見破れない事も結構有るのだ。


 でも今回否が応でも接触する事になるだろうからそこで脅…教えてもらうか。


 うん、そうしよう。


 そうと決まれば仲間全員を呼んで新メンバーの紹介…の前にもう1つやる事があった。


 さて………『ワイルドバンチ盗賊組』の連中には悪いが、これだけはちゃんとしておこう。


「一応信用はしたい所何だが、その為にも契約をしてもらっていいだろうか?」


 ヨーハンに聞いて見た。


「契約?そんなもの必要か?」


 怪訝そうな顔をするヨーハン……やっぱり信用されていないと思うよな?ま、まあでも、それ以外に理由はあるんだか。説明して理解を得られればいいが……


「ああ、この世の中何が起こるか分からないからな…例えば光の教会に俺とかが捕まって洗脳された場合どうなるよ?契約が理由でクルーに手出し出来ない方がいいと……」


『いえ、是非契約しましょう、ハルカ大親分』


 いい笑顔でそんな返事をして来る連中……現金なものだ。


 まあでも間違ってはいない。俺の今まで結んだ契約には全て、こんな内容を必ず設定している。


・契約者が危険に陥った場合、契約主に知らせが来る他敵に対応出来得る実力の有る奴が1人は強制転送される。


・結界が張られていようと契約主含む契約者間で念話が可能になる。


・契約主を含む契約者同士での殺生が出来なくなる。但し攻撃は可能で、俺が予め指定した“緊急時”は俺の命を奪える。


 この中で1番大事な項目は1番最後の所であり、これにより例え俺が狂信者に捕まって洗脳されようが、俺は現在契約しているメンバーへ攻撃出来ない。その上で俺を殺して暴走を止める事が出来る。


 この上で契約した相手は契約方法によっては種族が変質して新たな能力が加わる可能性が高い。


 だから、契約していた方が絶対的に生存率は上がる。


 デメリットは………俺の事を出し抜けなくなる事だろう。特に女性陣に本人の合意無く手出しした場合………男で居られなくなる様な設定にした。


 そんな感じで利点欠点を説明した所……やっぱり満場一致で契約に合意した。よかった………特別契約を嫌っている連中だったら不味かったな…そんな相手の場合の事も、これから想定しておこう。


「そう言う訳で、一応使う契約の種類は……これだ。」


 ここで俺は黒鴉監修の元“商人”として作った書類を出した。…この書類作っていたら何故か一気にレベルアップした事は覚えている…詳しい数値を見られないのが痛い所だが……


 さて。この契約書は、一見普通の白紙にレポート等を印刷した様に見えるだろう。だが、それには既に“契約”の魔術式が組み込まれている………隙を見てグランに作らせたのだ。


 久々の魔術師らしい仕事に若干嬉しそうにしていた…事は今はいいとして。


 この契約書類に使われているインクに俺の血液を含ませ、それを媒体に術式を書き込んだらしい…詳しくは今の俺では説明出来ない。


 ただ、分かっている事は俺の指定した内容が互いに守られる事…破った場合は世界から存在ごと抹消される事等…俺が“操作”と言う能力で書き換え、“設定”した内容だ。


 さらに、術式に『契約が済んだらこの紙は消滅する』と言う術式を組み込んだ……契約書は俺の生活空間の書庫に保管される事になっている。


 そう。これで契約書が敵に渡る事は無いし、何よりあの空間に入れる人数は限られているから仮に持ち出されても直ぐにばれる。


 ………それ以前に俺も含めて余程の事が無ければ契約書に直接触れられない様に設定したが。


「………まあそんな訳だがいいか?」


「おう、了解した!」


 そう言うと、ヨーハンは仲間へと振り返った。


「野郎共、これから本当の意味合いで大親分の傘下に入れる事になった!!!」


『オオオオォ!!!』


「そこで、この契約を結ぶ事になったが……遺恨は無いな?」


『当然だ!!!!!』


「なら、一人ずつここに血印を押せ!!!」


『アイアイサー!!!!!!!』


 野太い声で仲間に号令を送り、ちゃんと列を作るヨーハン………何だか軍人みたいだな…まあいいや。


 そんなこんなで契約が行われた。


 次回も宜しく御願い致します。

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