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それでいいのか異世界転移?!(仮)  作者: 小型漂流者D
第2章 北の大陸(珍道中開始)
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9 クロエとの約束⑤

 読者の皆様どうもこんばんわ。他の原稿を直していたため遅くなりました。


 さて、今回はクロエの番の正体が少し明らかになります。それでは本編をどぞ!


 結論から言うと、クロエの番の位置は直ぐに判った。何と……俺達の向かっている先…即ち北大陸に居るらしい。


 幾通りかの方法で確認したので間違いは無いだろう。


 ちなみに1番明確に“位置”が提示されたのは、クロエの魂を経由して探した時だった……リサラの水晶玉で姿形が確認出来た時は流石に驚いた。


 クロエは彼女の姿を確認し、涙を流していた……独り暮らしだったが、無事で元気に暮らしているのを見たからだろう。


 詳しい場所は、北大陸の山脈の頂上部……暮らし方南米の先住民に似ていたので、きっとその周辺の部族だったのだろう。


 つか、あの民族衣装…刺繍の紋様何処かで………う〜ん………………………………ん?!まさか………


 次の瞬間フラッシュバックする様々な悪夢……………師匠達と未だひっそり暮らす先住民の方々に付けられた古傷が………


 まあ、御陰様で思い出した……確か狩猟と建築技術がやたら得意だった部族の模様だった様に見える。


 しかしあの部族を“迫害”ね………馬鹿らしい、いや馬鹿じゃないのか?


 …もうただの馬鹿でいいや。


 あんな物騒な集団へ嫌がらせ?無理、絶対無理。どんな方法で報復されるか……捕まったらえらい目に遭うよ?


 まあ、ある意味平和だけどね?


 某集団みたいにリンチしたり殺したりする訳ではないし?


 ただね………彼らの仕事を永遠と手伝わされた後、“反省”の意味を込めて10時間にも及ぶ儀式をする事になるのだ。


 内容は………瞑想10時間。


 独特な匂いのする香木をテント内部で焚き、“自然界への挨拶”としてこれまた独特な歌が歌われる。


 テント周囲は部族の男女が歌に合わせて踊っている。


 そして反省者は……………テント内で煙に燻されながら、“正座”で目をつぶって同一体位を取り続ける事になる。


 眼光が鋭い村長がずっと監視しているので、地味に精神的に来る。


 それを、朝から晩まで狩りの手伝いで慣れない獣道を相手のペースに合わせてあちこち歩き回った身体で行うのだ…そら反省もするわ。


 ………もう二度と、金輪際この“部族”と敵対したくないと思わせるよ。


 ああ、未だに思い出しても辛い……俺じゃなくて師匠達が悪いのに!!!


 ……………何となく今一瞬師匠達の声で


「ドンマイ」


と聞こえた気がしたが、気のせいだよな?…うん、そう思っておこう……そうしないとやっていられない。


 まあでも、もし彼女がその部族出身だと言うのなら……巨大な戦力を得たと言っても過言ではない。


 —卓逸した狩猟技術

 ——アンデス山脈を軽々と往復する程の脚力

 ———監視に気付かれずに現存する“森林地帯”に侵入出来る隠密行動

 ————俺達“鬼灯”の物凄く遠縁に当たるという言い伝えから期待出来る“霊視能力”


 そして何より、番は揃って初めて本来の力が発揮出来るのだ。


 ……居場所は分かっているので後は向かうのみ。落ち着いて油断せずに行けば問題無い。


 問題があるとすれば、クロエが今にも飛んで行きそうな事か?


 ………翼を得たからって、あの“距離”では体力が保たないからな?!気持ちは分かるが。


「兎に角落ち着け!!」


「だが……」


「………彼女に再会するのが保健室のベッドの上を希望するなら暴れ回ってもいいが?」


 少しドスを効かせて言えば……一瞬で大人しくなった。


 ま、まあ怪我をしても直ぐに直せるけどね?…恐らく一緒に修業する事になれば、怪我しまくると思うしね。


「さてと…元気な様だから、修業のメニューちょっとばかし多くしてもいいよね?」


「……え?」


「彼女を安心させるんだろう?」


 真面目に言うと、頷いた。


「ああ、今度こそ彼女を1人にはしない……その為には実力が必要だからな。宜しく頼む。」


「ああ、頼まれた。」


 ………思い切りスパルタにするから、覚悟しておけよ。


 次回も宜しく御願い致します。

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