29 孤高な魔女③
読者の皆様どうもこんばんわ。何とか辛うじて毎日更新しておりましたが、ゴールデンウィークはちょっと忙しいので(*遊びじゃないよ(泣))、正直どうなるか分からないです。
さて、今回もひたすら”光の教会”批判です。同名の団体及び個人名が有ってもこの話は”フィクション”だから、関係ないですのであしからず。
それでは本編をどぞ!
……………(黒)…………………
香ばしく、少し甘みを感じる“麦”で作ったらしいお茶を含みながら、私の事について話し始めた。
………隠して、騙す様な形で契約したら、きっと許してはくれるだろうけど今後関係が悪くなるだろうな。話した感じ、そう言う事は嫌いそうな気がしたから。
同時に“この人なら話して良い”と思えた。
最初にそう思ったのは、私が“魔女”だって断定された時。
最弱種のスケルトンの癖に意識が有って魔力の高い、あの奇妙な奴。きっと“罪人”として送られてきた“魔術師”と呼ばれる存在だろう。
“魔術師”は“魔女・魔法使い”とは似て非なる存在。
我々“魔女”は種族として“魔力行使”を行う事が始めから出来、その上で各部族に伝えられている“魔法”を使っていた。それに対して“魔術師”は、魔力行使の術式を確立し、更に“理論体系化”する事で万人が使える様にしている。
そしてこれが一番重要だが、“魔術師”は一部の“魔女・魔法使い”が我々を裏切り、口伝えで今まで伝わって来た“秘密”を一般に広めた事で生じた存在だ。
ゆえに、一時期争いが起こった。
そしてその確執は、未だに続いていた(但し500年前)。
だからこそ、あの場で私は逃げた。
もしあの場に“番犬”がいたならば、間違いなく最初に狩られていたのは私だろう。何より、“魔術師”ならば我らが“魔女”だと見抜く事が出来る。
詳しくは知らないが、そう言う事が可能らしい。
そう言う訳も有って、あそこからは慌てて逃げたのだった。
それを説明すると、遥は
「ああ、あいつグランって言うんだけどな。一応“魔術師”で合っているよ。但し、ほぼ“光の教会”のせいで散々な目に有って来たらしいけどな……話していいかは知らないが、奴は家系的に迫害をずっと受けていたらしい。そして色々有った後、最終的にここでさくっと死んだらしい。まあ今はアレだけどな……」
と言った。
「つまり、彼は“光の教会”関係者では無いと?」
「つか、魔術師も今は散々な目に遭っているらしい。特に普人族以外の血族の血を持っている奴等は……」
そして、グランと言う名の現骸骨がどんな目に遭ったのか、本人の許可を貰った上で話してもらった。
驚いた事に、逆に私が“魔女”だと認めたら……
「すっげぇ〜俺マジで感激したわ〜……生きている内に“龍神”と“魔女”に遭えるとは…だって今や“伝説”にしか存在しない“架空の生物”見たいな扱いを受けているぜ。」
ハハハ………“架空”か…
ちなみに遥は乾いた笑みを浮かべた後、何か黒いオーラを発していた……どうやら後で骨を締めるらしい…ザマアwww
結論としては、どうやらこの人達は“信頼”出来るな。それに、聞いた所、彼のここに居ない“仲間”の大半は光の教会の被害者らしい。その事を
「別に復讐する事を止めはしないけど……俺としてはああいった“狂人共”には関わり合いになりたく無いんだよな〜……」
と話ながら、遠い目をしていた。……確かにそれも一利有るな。
「まあでも、最初に向かうのは差別の無い国の予定だから大丈夫だとは思うけどね……でも散々フラグ建てちゃったからな………」
……フラグって何だろうね?
まあだから、ちょっと信用してみる事にした。
……………………(end)………………………
……もうさ、光の教会いい加減にしろや。
“焼印”とか……馬鹿じゃないの?
お前らは怖いのか?まあ確かに“コイツは敵だよ”ってマーキングしておかないと“敵ばかり”作っているからな。いつ“復讐”されても可笑しく無いよな?背後から刺されても文句言えない事ばかりやっているもんな?
だけどそう言う“覚悟”が有って今も散々他人を蹂躙しているんだろう?
それにしても……お前らって本当に“無能”だな。
敵作らないと纏まらない様な組織を作るなんて、馬鹿なの?死ぬの?死んじゃうの?
詳しくは知らないけど、“光の教会”って“圧倒的少数派”の“多種族”を“スケープゴート”にする事で組織がやっと成り立っているって事で大体合っているよな。
“生贄”としてくべる存在が居なくなった時には……どうするんだろうな?
組織が崩壊するのか?それとも再び“共通の敵”を作って烏合の衆同士で“共闘”するのか?
だとしたら、今度は何を“的”にするんだろうか。そうして次々と犠牲者が出て……………最終的には“誰もいなくなる”だろうな。
大体たかが“人”というちょっとばかり知能が進んだだけの“生物”が“他者を裁く”とか、傲慢にも程が有る。
“神の名”において、結局裁く対象を“決断”するのは“人間”だろう?“人間”が行うと言う事は、自分達に都合がいい様に如何様にも出来るってことだよな。
で、人間は科学と違い“客観視”が出来ない。自分が判断した事は全て“主観”になる。
正確性等有って無い様なものだ。
大体さ、“勧善懲悪”何てこの世に存在しないんだよ。何事にも、“悪事”とされている行動を取る事にも必ず“理由”が存在する。
まあ“遺伝”で人の気質は決まるって言う事も間違っては居ない。だが、“行動”は変えられるだろう?
そして、これはあくまで俺の“主観”だが、まずは“行動”を起こす様“原因”が存在した事の方が悪いと思うんだよ。
結局人間に“そう言う行動”を取らせた“世の中”が悪い。
まああくまでこれは俺の意見。違うって思うのは自由だ。だけどな、“悪”は始めから存在するんじゃなくて、生じるものだ。
だからこそ、人が人を裁く事は無理。
なら何が“人”を裁くのか。俺ならば“自然界”だって即答するだろうな。
理由?“自然界”の法則は至って単純。残酷だが公平だ。何しろ“弱肉強食”しかないからな。
“弱者”は“強者”の餌になる。これ程単純明快な理は無いだろう?
ちなみにこの事をいつの間にか黒へ語っていた……この事を話し出すと、大体の人に引かれたよな………
ちょっと心配したが、杞憂だった様だ。
「“魔女”の考え方もまだ、“自然界に則す”ものよ。我々は不自然を嫌い、必ず“奇跡”にも代償が有り、それを如何に減らすかをずっと思考し続ける。唯一“人”が他に勝っているのは“思考”だけだからね。」
うん、本当にその通りだよ。だから、その“知恵”を自分達の足引っぱりに使うとか………はっきり言って無駄だよ。
“光の教会”の行った数々の行為は本末転倒だな。
とにかくだ、関わり合いには絶対なりたく無い。
っと、話がずれていた。
「ああえっと……多分その“呪い”は俺に無効だと思うよ…俺“耐性”スキルカンストしているから。」
そう言うと、黒は呑んでいた麦茶を吹き出し、暫く咽せた。その後
「それ絶対嘘でしょ?!」
と物凄く驚かれたんだが………何故だ。
次回も宜しく御願い致します。




