28 孤高な魔女②
ども、読者の皆様こんばんわ。魔女編入りました。
それでは本編をどぞ!
性別不詳(多分女性?)の黒ローブを尾行した所、多分現在の住まいなのだろう“巨大な木の洞”の所に行き着いた。
ここは上空から見た時に“明らか”に怪しいと思った場所だった。何と言うか……嫌な感じ、つか、近寄り難い感じがした事を覚えている。
聞いて見ると……
「そりゃ、“こんな所”だからね。独り暮らしするには防犯の意味も込めて“人除け”を使っていたのよ。ほら、この大陸って犯罪者が定期的に送られて来るでしょう?」
……成る程。だからこそ“人除け”か………
「その他にも“魔獣除け”とか、色々使っているのよ?結構安全でしょう?」
「そうだな……何と言うか、逞しいな。」
「まあ伊達にこの危険地帯で暮らしていませんよ。」
明るい声で答える黒ローブ(以後面倒だから、黒)。俺は中へ促されて入って行った。
内装は…以外にも奇麗だった。特に壁は白く、掃除がきちんとされていた。それにしても……素材的には珪藻土を使ったのか?
「まあ話したい事も沢山有るからお茶でも入れるわ。」
そう言うなり立ち上がる黒。
「いや、それならさっき俺用意したから御構い無く。つか、故郷のお茶を持って来たから呑む?」
「是非!」
妙に嬉しそうな黒。………さっきまで泣いていたのが嘘みたいだ。つか、何で泣いていたんだろうか……やっぱりアレか?骨が原因か?
よし、後で改めて締めておくか。
……つか、帰ったら全員と契約しないとなぁ…約束していたが、今日も出来そうに無いな………
まあともかくだ。
「で、何で俺を監視していた?ここに俺が来てからずっと妙な視線を感じていたんだよ。」
そう言うと、少しビクついた黒。慌てて
「ま、まあでも、悪意とか敵意が無かったから特に無害かと思って放置していたんだが……」
と言った。すると
「…なら、少しでも敵対していたら………」
と聞いて来たので、笑って黙秘権を行使した。…言ったらまたどうせビビるだろうし……
さて、少し早いが本題に入ろうか。
「それで、1つだけ答えて欲しい事が有る。」
「何?」
「お前は俺達に敵対する意志は有るか?無いか?」
そう。コレが重要な事。もし敵対しないなら別に“何も”しないし、敵対するなら“迎え撃つ”だけ。何しろここは“弱肉強食”だからな…強い奴だけが生き残れる。
だからこそ、その辺りをはっきりさせておきたい。
「……敵対しないわよ。私より強いでしょう?」
「さあな。まあでも敵対しないならいいんだ。」
麦茶の入った魔法瓶を開けると、蒸気と共にあの大麦特有の“香ばしい”香りが室内全体へと広がった。
……やっぱり今朝“淹れておいた”介が有ったな。
「まあ!……素敵ね。」
「お褒めに預かり光栄です。」
以前行ったバイト時の対応を軽くしたらツボだったらしく、暫く黒は笑っていた。……一応バーの“マスター”にはお墨付きを貰ったんだけどな……まあいいや。
そして、此方で用意した紙コップに注いで渡すと
「ありがとう」
と言われた。そして一口…………
「あ……美味しい。」
ローブ越しで見えないのが残念だが、声から満面の笑みを浮かべている事が予想出来る。…気に入ってくれた様で何より。でもやっぱり麦茶はいいよなぁ。
次いでに自分の分も注いで………ああこの味だよ。落ち着くわ〜…あ〜……
ズズズ………
「これって茶葉は何を使っているの?」
…やっぱり聞いて来た。
「茶葉では無く麦の一種を使っている。」
そう言うなり驚いた顔をした。
「え?麦ってアレでしょう?あのパンに使うやつ。」
納得していないようだったので、“生活空間”の“保管庫”から少しだけ“大麦”を召喚して見せてやった。
麦茶は、そのまま売っている大麦で淹れてもいい。だが、フライパンか何かで少しだけ乾煎りしてから使うと更にあの“香ばしい風味”が増すので、結構オススメだったりする。
そんな話を軽くしていた。
「面白いわね!私のいた所はそんな発想していなかったよ。」
……固かった口調が柔いで来た所で………
「昔はどんな所に住んでいたの?」
「ん?森の奥深くの豊な所だったよ。」
そして、ポツリポツリと自分の事を話し出した。
次回も宜しく御願い致します。




