25 熊との決着&蜥蜴侍w登場①
ども、読者の皆様こんばんわ。今回は熊の勝負と”4体目”の二本立てです。
それでは本編をどぞ!
……………………(???)…………………………
拙者は相手を待ちに待った…だが、一切来る気配が無い。
それどころか此方の挑発を無視し、その上で他の気配達と戯れている。
これはつまり………拙者では役不足、と言いたいのか?
……それならば、此方から出向くとしよう。
覚悟はいいだろうか?
…………………(end)…………………
「残った〜!!」
凄い勢いで熊は全身を突き出した。土俵から俺を出すつもりか……だがな、そう簡単には行かないよ。
「フン。」 ドゴン
俺は熊の“重心”を軽く押してやった。そしたら途端によろけて………
「勝者、ハルカ!!」
思い切り熊が体中砂だらけになって勝負は終わった。
「いや〜強いなお前。」
「グ、グオン(いや、ぼくはまだまだっス)」
「…………。」
う〜ん……言うべきかなぁ?“普通”と比べたら全然最強だって…そら“俺”とか師匠達と比べたらヒヨッ子同然だけど、それでも修業前の俺と比べれば“良いもの”持っていると思うんだけど…ん?
ドドドドドドドドド………
「な、なあ。何かこっちに近付いて来ていないか?」
「ああ、それもあの“敵対心”出していた奴な…面倒くさ。」
「グオン(兄貴、ここはぼくが…)」
熊………何か雰囲気が黒い…しかも何かノリがね…“任侠”っぽい。
もしかしたら群れに“転生者”でも紛れていたのか?
「あ、いいよ。もう来たみたいだし。」
突然“足音”は止み、今度はゆっくりとした歩調で此方に向かって来た。そして、森を出て来たソイツは……
「シャー(拙者は世界一の剣豪を目指す武士なり!其方との試合いの為此方に馳せ参じて候。)」
爪先から天辺まで見事な緑色の鱗に包まれ、立派な尻尾、背びれ…そして何故か丁髷が頭に結ってあった。
目は爬虫類そのものの金色で鋭利な縦長の瞳をぎらつかせ、口は開くと鋭い牙と紅い舌が有った。あれで噛まれでもしたら…さぞいたいだろうな。
そしてその腰には……脇差しが有った。
そんな侍?を思わせる格好をした蜥蜴人。
まず一言。
「なあ、わざわざそっちから来てくれたのは分かった…つか、忘れていたのは悪かったと思う。うん。だけど、コレだけは言わせくれ。…どうやって髷結ったんだ?お前蜥蜴人だろう?禿じゃねぇの?」
どう考えても気になるよな?そも、爬虫類って髪の毛生えていたか?いやいやいや、髪とかの代わりに“鱗”じゃ無かったか?
「……シャア(気合だ!)」
…………………
「……それって気合で何とかなるモノか?」
「……シ、シャア(汗、そ、その通り、気合で生えて来るもので御座る。)」
気合で何とかするとか…松岡○造かよ……………
「まあいいや。で?剣豪目指しているのに何で俺?」
「シャア(この中で一番強そうだからで御座る。)」
それを聞いていたAI(空間内)、兎(筋肉)、熊の方からナニカが切れる音が聞こえた……気のせいだと…思いたかった………。
「何を言ったか分かっておるのかワレ?お前兄貴がちょっと下手に出たからって何調子に乗っ取るんじゃ!」
「グオオオォォォォ(そうだよ、忘れたの?ぼくにぼろ負けしたくせに……まあ真剣勝負じゃなかったけどね?)」
「そうそう、それにコイツより私のグラン様が劣るはずが無いでしょう?」
それから暫く蜥蜴人はリンチに有っていた。
………………(数分後)…………………………
「……おい、生きているか〜?」
ピクピクピク……
「当然の報いだな、筋肉を付けない愚か者が!」
「グオン(自業自得だね。)」
「ザマアwww」
皆、やめたげて!もう蜥蜴人のSAN値は0よ。
………つか、何かピクリとも動かなくなった…もしやアレか?
へんじがない ただのしかばねのよう……
「拙者はまだ死んでおらんわ〜!!!」
と思ったら、復活した。そして瞬時に刀を向けて来て
「いざ尋常に勝負なれば!」
と言うなり切り掛かって来た……おい、不意打ちかよ。戦国時代か!!
「って、突っ込んでいる暇もねぇ〜…ハッ!」
こうして俺達の真剣勝負?は幕を開けた。
次回も宜しく御願い致します。




