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それでいいのか異世界転移?!(仮)  作者: 小型漂流者D
第1章 冒険前の事前準備に遺恨は無いか?
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11 遥と黒い骨①

 読者の皆様どうもこんばんわ。


 前回に引き続き、新キャラ登場です。では本編をどぞ!

「どうせ俺なんか……」


「いや、だから悪かったって……」


 さっきからずっとこんな調子だ。……何か変なヤツを拾ってしまった。


………………(数分後)……………………


 変な黒色の骨は何とか泣き止んだ。大変だった。そしてそれと同時に、俺へ向いて……


「なあ、どうやって俺を浄化せずに奴等浄化したんだ?なあ?」


と迫って来た。…切り替え早いな。さっきまでの俺の苦労は………


「ああ、ただ燃やす対象を絞っただけだ。」


「それって魔術で出来る事か?!普通出来ないだろう!!俺だって人間の魔術師だった時到頭出来なかったんだから!!」


 ………人間……魔術師…何だって〜!!!


「お前その姿で人間だったって言うのか?だって今は……」


 そう、こいつ“見破る”を掛けた結果


スケルトン(下位):アンデッド中、最弱の固体。


という内容が出た。それで、アンデッドの下位は先程コイツを襲っていた烏合の衆の様に“知能”が存在しないはずだ。例外は最上位種の“リッチ”や“ロード”。つまり、コイツが普通に“人間”みたいな言動をする事はあり得ないはずなのだった。


「なあ、お前さ、何で“人間”の意識保っていられるんだ?つか、何でそもそもこの大陸に居るんだよ?」


「ああそれは……」


 話が長かったので、要約する。


・普人族の(自称)優秀な宮廷魔術師だった


・有る時同僚が行っていた変な研究を止めたら、嵌められて“犯罪者”として捕まる


・前から良く思っていなかったらしい王族や魔術師協会上層部に左遷


・左遷先で頑張って研究して成果を上げたので宮廷に戻る


・そこで自分が居ない間に怪しげな儀式をする準備をしていたので、止めようとしたら再び捕まる


・今度は極刑を言い渡され、他の犯罪者と共にここの“魔大陸”へ島流しの刑に処される


・大陸でも“研究”しようと奮闘していたら、他の連中と一緒にいつの間にかアボン


・いつの間にか魂だけ別の場所にいたが、そこで“五月蝿い”と罵られてブラックアウト


・気付いたら“骨”になって寝ていた


・周囲を見回したら一緒に送られて来た人達がいたので近寄ったら……全員ゾンビ→逃走


・人間らしい?一際大きな気配を感じて助けを求めて来た所、後ろから大群に追われていつの間にか囲まれていた


・“アーッ”な展開の前に全員炎に焼かれて、自分はその衝撃で犬○家状態に。


・現在に至る



 ……何と言うか。


「何か大変な人生歩んだんだな…ん?まだ人生か?」


「いや、一度死んでいるが恐らく…」


 一瞬間を置いた。


「恐らく」


 ゴクリと唾を呑むと


「俺が、そこにいた光る存在に興味を引かれて、より観察する為に近寄ったら怒られたんだ。だから、仕方が無く、そう、もっとよく見ていたかったが、致し方が無く、奴等にそれが何か聞いたんだ。そしたら教えてくれないので、向きになって何度も聞き返したんだ。それが何度か続いたら上段にいた金棒と書物を持った“エンマ”と名乗った野郎に“五月蝿い!!”と怒鳴られて、いつの間にかここに戻っていたんだわ。つまり、追い出されたって事。」


 お、おう。つか、何かその話好きだな。……さっきの分も含めてもう3度は聞いた。


「それで、これからどうする?一応お望み通り助けたが。」


「う〜ん……」


 まあ今まで研究しか考えて来なかった馬鹿らしいからな……それにしても骸骨の研究者か……


(遥想像中)


 白衣を着ており、名札には頭蓋の写真が。試験官を振るっている腕は黒く細い骨。時々関節部位が壊れないのか心配になり、危険な薬剤等を持っているのを見かけたら皆で取り上げて運んであげる。その度に


「別に1人で運べる、馬鹿にするな〜!」


と両手を上げて怒る。そんな表情豊かな骨……顔無いけど。


 そして食事はちゃんと摂り、食後に


「やっぱりブラックに限るわ〜…アー」


と言いながら缶コーヒーを呑んでいる骨。その食材等はどこに行っているのか……謎。そんな骨。


(想像終了)


 ………想像出来ないわ〜…。そんな事を考えていたら目の前の骨が唐突に


「なあ、俺を研究員として雇わないか?従魔契約って事で。」


と言って来た。俺は思わず先程の想像図が蘇り、吹き出していた。


「ゲボッ、ゴホッ、研究員?」


「ああ、研究結果の論文等は……今手元には無いが、だが、魔術においては、俺以上は探せないと思うけどな。」


「……ちょっと考えさせてくれ。それに連れと相談してから決める。」


 魔術の知識はまだ無いから、習うと言う意味合いではコイツは良さそうだからな。それに研究っていうのも興味が有る。普人族の国の様子等も分かるかも知れないし。


 ただデメリトとしては、シエルと2人きりになれなくなる事か。要相談だな。


「そうかって、連れがいんのか?何処だ?」


「……こんな危険そうな場所に連れて来るはず無いだろう?」


 きょとんとしてから納得する骨。…さっき自分に起きた事をもう忘れていんのかよ。


「まあそれもそうだな。なら“連れ”の所へ連れて行ってくれよ…何てな。」


「……」


「…調子に乗りました、ごめんなさい、だから、その炎を仕舞って下さい、御願いします。」


 慌てて土下座する骸骨。仕方なく炎を消す俺。……つか、土下座って文化がこの世界に有るのかよ…まあでも世界共通なのかもしれないな。つか、そう言えば俺の従魔達にも土下座した事有ったな…。


 そんな分けで、シエルの待っている所へ向かった。


 次回も宜しく御願い致します。

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