バカデスゲーム 4話
俺たちはみんな、布団に入っていたがほとんどの人が眠れていなかった。
人が2人死んだのだ。
無理はない。
俺は考えれば考えるほど恐くなって、結局一睡もできなかった。
~2日目午前6;00~
廊下側が騒がしい。
廊下を見に行くと1つの部屋に10~20人ぐらい集まっている。
まさか・・・・
俺はそうでないことを強く願いながら、周囲の人間に話しかけた。
「なんだ?この騒ぎは?」
「・・・また殺された。」
予想的中。
死体は首にナイフが刺さって倒れていた。
「やっぱり博史は犯人じゃあなかったか・・・」
俺は死体の横に何かを見つけた。
ハンカチ?なんでこんなものが?
「次は俺なのか!?俺なんだろ!?」
背後から声がした。
俺はハンカチをとっさにポケットの中に突っ込むと振り向いた。
俺だけでなく皆もその声で注目は一点に集まった。
その声の主は中村だった。
そいつは博史同様、吉田にいじめられていた。
「俺だろ!?次狙われるのは!?いじめられていたからというだけの理由で!そこの5人、そうなんだろ!?」
「い・・・いや・・・」
「そうはさせるか!!」
中村はポケットからアイスピックを取りだすと5人を片っ端から刺していった。
彼は自分の命を守るために必死だった。
5人もあっさりと殺されるわけにもいかず、殴ろうとするがあっさりとかわされてアイスピックの餌食となってしまう。
中村は結局5人全員殺したが、5人のうちの一人が最後の力でナイフで荒井を刺した。
「相打ち・・・」
結局全員死んだ。
残り22人。