資料 【波動】西洋四象
■西洋四象
発祥は古代ギリシャの哲学。
タレスが見出した太極に、エンペドクレスが散在する四を束ね、プラトンが重量を加え、アリストテレスがこれを継承した。
いわゆる、火水風土の四大元素のことを指す。
■基礎
「万物の源」が「温」「冷」「乾」「湿」いずれかの性質を持つことで「火水風土」を為す。
これが「愛」にて結合し、「力」にて分離することで、万物は集合離散を繰り返すという理論。
西洋系の魔法に多く使われるイメージの根源にある思想である。
▲ちなみに
「温」が火、「冷」が土、「乾」が風、「湿」が水であると思われる。
また、アリストテレスは天体について、第五元素「エーテル」による構成を唱えている。
※天動説現役であるため、あまり考慮しなくてもよい。
▼余談だが
私は東洋五行がメインである。西洋四象も出来なくはないが。
※基本的にはここまでが四象。以下、魔術用の魔改造。
■少し発展させてみる
四象同士を掛け合わせた場合、結果は概ね下のようになる、はずである。
※左が優勢、右が劣勢の表とする。
「火」「水」「風」「土」
「火」「炎」「蒸」「雷」「熔」
「水」「湯」「氷」「雨」「沼」
「風」「熱」「霧」「颱」「粉」
「土」「鉱」「泥」「砂」「岩」
▼余談
光と闇については、四大元素を用いて単独抽出するのは極めて困難である。
そもそも西洋において、光とは神の御業であり、闇とは初めからそこにあったものである。
それを人の手が操ることは、禁忌に触れることに他ならないだろう。
そういう意味では、とりあえず全部混ぜて昇華を試みた「エーテル」は、光ないし闇に値するかもしれない。