951.再び異世界(45) マイア帝国(15) ヤルデラン星(13) 森の調査(5)
ズールの本体は久々にシャバに出られたことで嬉しいらしくあちこち飛び回っているのだとか。
「所でこの国には獣人とか居るの?」
バラ・エル兄妹に聞いてみた
「いますが、この星には少ないです。 特に龍人族は見たことが有りません」
龍人というか龍神だけどね。
ま、珍しいと言うだけで街中を歩いても問題ないだろう
さて次は、湖を調査してみたい、水を求めて集まる動物、水生生物などがいるはずだ。
湖底には鉱物資源が堆積していた、ここを浚えば良いが・・どのぐらいの深さにどのようなものがあるか、ボーリング調査をする必要がありそうだ。
ところでどこまで自然破壊して良いのだろうか? 人が・・いや、何かが繁栄すれば必ず自然破壊が起こる。だから自然破壊自体は否定しない、許容を超えればその破壊は自分たちに影響が跳ね返ってくる。
そして何らかの問題が生じる。
何かが爆発的に繁栄すれば、必ず衰退する。これ『盛者必衰の理』
繁栄と衰退を繰り返す。それが出来なくなれば絶滅する。それが自然である。
ま、この星は当分の間は繁栄なんかしないから、まだまだ大丈夫だけどね。
気にせずに湖は採掘所にしちゃおう。採掘所にしても公害が出ないようにすれば良いだろう。
水質管理は絶対条件にしよう。そのためには湖底を掘るんじゃなくて下から掘り上げていこう。掘った跡は漏れ出た水で満たされていく。そして最終的には湖底に達する。
危険で困難な工法だけどね。
おかげで戻ってから特殊な掘削機をつくらされるはめになるだろうけどね。
今回は、もう帰らないといけない。今帰ればちょうど1か月だ。バラ・エル達の拘束時間をあまり長くすると迷惑がかかるといけないからね・・・予算も余裕はないし。
今回の調査結果は良好だ。
・数々のスパイス類の発見
・食用魔獣の確保
・湖底資源の発見
・ズールが仲間になった
ズールに相談してみた
「湖のそこの資源を採掘するのに良い方法は無い?」
「我を何だと思っている、龍神だぞ、水のことなら任せておけ」
「水じゃなくてほしいのは鉱物だけど」
「湖をもう一つ作る。
そして水はそちらに流れるようにする。
水の中の生物は徐々にそちらに引っ越してもらう。
そうして、空になった湖を採掘すればいいじゃないか」
「時間かかりそうだけど」
「我に任せよ」
どうせ、街以外の場所は何も使われていないので、地形が変わっても問題ない。
「えっ、もう出来ちゃったの?」
近くの谷戸を利用して、あっという間にダムみたいな湖を作ってしまった。
バイパス湖と無づけよう。
水路は繋がれたので、水生生物、藻、などを移転させた。 普通は移転しただけではうまく根付かないが、そこは龍神、水の神様の加護で、バイパス湖もすぐに生命あふれる湖になるのだとか。
元の湖は “かいぼり状態” になる。カイボリ湖と無付ける。水がなくなるから湖というのはおかしいけど、少しだけ残った水で池になっている所が細い川によって繋がり点在する、
周りから流れ込むすべての水の流れを止められるわけではない。 これはナゴリ池と呼ぶことにした。そしてナゴリ池を繋げている川をツナグ川と呼ぶ。
言い直すと、
『カイボリ湖の湖底に堆積する鉱物を採掘するために、その水と生物をバイパス湖に移した。
カイボリ湖にはツナグ川によって結ばれた多くのナゴリ池が残っている。』
となる。




