081.学園(38) 試食会
昨日ユグエンドーラで調達した漁師汁とピロシキを売り込むために、食堂で試食会を開く許可を取った。
只と言うわけにはいかないので、一応漁師汁とピロシキセットで小銀貨1枚とした。
本来なら銀貨一枚ぐらいだが、今回は私が運んだので格安で提供する。
100人前準備していたが10分で完売した。
次男君には金貨1枚渡したけど、元は取れた。食器とかは食堂のだし。
アンケートを取ると、異国料理に興味津々で高評価を得た。またやって欲しいという希望が多かった。
従来学生食堂では昼食としては、パンとスープ、奮発してステーキ。といった程度で、微妙に食材は変わってもあまり変化がない。
この国では昼食はちょっとしたカロリー補給程度という感じだ。小銀貨1枚なら庶民でもなんとか出せるけど、正規価格の銀貨一枚では学生にとっては贅沢すぎるといった感覚だ。
まあ、ユグエンドーラに行った時は次男君に作ってもらおう。
ちなみに次男君の本名はジーナンというらしい、そのまんまじゃんと思ったが、こちらの世界の人には分からない笑いだ。
この試食会の後、学生食堂のメニューにも少し変化があった、高い食材は使えないが、旬のものを取り入れたりとか、彩りを考えたりとか、食材の組み合わせを考えたりとかする様になった。どうやら対抗意識が生まれた様だ。
こんどエラン領の料理の試食会もしようかな。
獣人国料理はやめておこう、ひどいから。獣人国は香辛料のみ取り入れよう。
ヴァルハラ領は・・・何も無いな。ルビー定食なら出来るけど。
あっ、そうだ銀食器を作ろう。鉱山から産出した銀の使い道があまりなかったので沢山在庫がある。
料理屋の貴族向けの料理には銀食器を使おう。カトラリーには宝石を散りばめるとか。
それから毎晩クラフトスキルを使い銀食器を作っていた。カトラリーの持ち手にはルビーやエメラルドが嵌っている。
料理屋だけど、カトラリーも売ろう。1人分セットで金貨10枚、最低でも20人分ぐらいは買ってくれるだろうから1件で金貨200枚ぐらいの売上になるだろう。
ユグエンドーラの鉱山から採掘したもので武器の材料にならないものはドロシア帝国に売ろう。特に贅沢品を売って戦争を起こす財力を削がなくてはならない。金儲けのためではない、世界平和のためなのだ。そしてお金を儲けたら使わなくてはいけない。とりあえずドロシア帝国が破綻した場合に備えて、国境であるユグエンドーラの川に護岸工事を兼ねた城壁を作ろう。川を超えて攻め込もうと考えないぐらいに強固なものにしよう。津波があってもこちら側は大丈夫だし。もちろん港にも城壁をつなげていく。
海軍も要るかな。川の向こうの大きな街にはドロシア軍艦の停泊地があるらしい。海から攻め込まれたら大変だ。
次の休日は軍艦を作ろう。




