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ぽしょなれ異世界  作者: ぽしょなれ


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076.学園(33) ドロシア帝国(4) ユグエンドーラダンジョン

よく考えたら別にこの街を領地にする必要が無かったかもしれない。ダンジョンだけ勝手にもらってしまえば良かったと気がついた。面倒なだけだった。

それで助かった者が多いから良いけど、ドロシア帝国は自業自得だから仕方ないよね。

ドロシア帝国も滅ぼされなくて済んだんだから良かったんだよね。全て丸く収まった。

よしっ、面倒なことを代官に押し付けて、ダンジョンを探そう。


で、なんか横に一人くっついているんだけど、誰だっけ。魔人族の副官だったかな。なんか隊長から私にくっついておけと言われたらしい。本当にピッタリとくっつかなくても良いと思うんだけど。暑い。

護衛のつもりらしいんだけど鬱陶しい。真面目残念女子系だね。


彼等からしたら私は欠かせない存在となってしまっている。私が死ねば彼等の立場は危ういものとなる。

絶対に守らなくてはならないらしい。必要あるのかな?

彼等は名前で呼ばず、ファースト、セカンド・・と呼ぶらしい。本当の名前は他にあるらしいんだけど。

なので、彼女はセカンド、部隊名がアーガイルなので、アーガイル・セカンドらしい。

今はユグエンドーラ家の家臣なので、ユグエンドーラ・アーガイル・セカンド?

面倒だ『アーファ』『アーセカ』『アーサー』・・・と呼ぶことにしてしまおう。

ちなみにその次は『アーホー』ではなく『アーフォ』だ。『アーフィ』『アーシィ』『アーセブ』『アーエイ』『アーナイ』『アーテン』『アーイレ』『アートゥ』次からはかぶるのでここまでにしよう。

アーガイル12人衆とでも呼ぼうかな。名前というか役名かな。

この呼び方の提案は即刻了承された。


エアロ商会に預けていた飛龍を返してもらってユグエンドーラ領の軍に配備しアーガイル隊の管理とした。元に戻っただけだけど、飛龍たちに説明するのに苦労したが、私の直属という事にした。つまりアーガイル隊と同等の扱いになることで満足してくれた。


さて、ダンジョンの位置だが、大まかに裏山の麓辺りという情報しかない、遺跡にあった地図は大雑把だったからね。ダンジョンが機能していればグランドマスタールームで調べられるけど、残念ながら休眠状態にあるらしい。マギドラとアーセカを連れて探索に出た。アーセカは連れてきたと言うより付いてきたが正しいかな。

探す方法は、それらしいところをひたすら探索で調べるしか無さそうだ。おそらくは洞窟や穴などが入口になっている可能性が高いが、休眠状態にれば人が入らないし、色々な植物に覆われている可能性がある。

そうだ、聖獣からもらった土魔法があった。地中探索魔法をで探してみる。これは普通の探索を地中にかけるのとは違い、大した負担もなく一度に3Dで情報が得られる。探索は地中では通りにくく指向性を持たせないと事項出来ないので地中探索は時間がかかるが、地中探索魔法は楽で速い。

逆に地中探索魔法を空中に使用したら?

おっ普通の探索より優秀ではないか。一気に3D情報として頭の中に再現される。聖獣さんありがとう。


とはいっても探索範囲はせいぜい1キロメートル程度。時間がかかかる。

・・・やっと見つけた。洞窟の奥にそれらしい反応があった。


少し崩れて入口が埋まっている。これでは探索魔法がなければ見つけられないだろう。土魔法で入口の土を排除し壁を強化して中へと入っていった。


ダンジョンショートカットキーを使おうとしたが使えなかった。休眠状態ではなく完全に停止している様だ。地中探索の結果ではコア自体は形を保っているみたいだ。洞窟は入り組んでいるが全体像が頭の中で3D化されているので単なる迷路だマッピングの必要はない、迷ったら壁を破れば良い。罠も機能していないのでズカズカとダンジョン・マスタールームを目指していく。階層間は繋がっていないため自分で穴を開けて進んだ。実際ダンジョンとして機能していた時は別の空間にも階層があった様だが、現在は無くなっている。ダンジョン・マスタールームは最下層の次だが実際はそれほど深くない所に存在する。あちこち穴を開けていくつかの階層を通り抜けてダンジョン・マスタールームに到達した。


コアに魔力を注入すると問題なく起動した。停止の理由は魔力の枯渇らしい。再起動して初期化する。

ダンジョン名はもちろん『ユグエンドーラダンジョン』、ここは領地内なのでダンジョンとして運用することにしよう。とりあえず現在実在する洞窟を一階層として使用する事にした、穴を沢山開けてここまで来たので立体迷路構造の階層になった、魔物のいない薬草採取の階層とした。そしてダンジョン・マスタールームの入口を閉じて街へと戻った。

冒険者ギルドはこの大陸では共通組織のため、この街にもある。

早速、新ダンジョン発見の報告をして運用する事にした。冒険者が集まり、街の発展に寄与できるだろう。


更に幸運にもダンジョン探索時に鉱山を見つけた。全く開発されていなかったので領の収入源にしよう。ここは領の直轄鉱山にする事にした。当然ユグエンドーラ鉱山と名付ける。

この街の住人はもとからいたドロシア帝国の住民で主に漁業を生業としていたのでそのまま漁業に関わってもらう。住人からしたら支配者が変わっただけだ。ステライズ帝国からの移住の応募をかけて鉱山で働いてもらおう。産出物は領から商業ギルドに直接卸すことにした。商業ギルドもこの大陸では共通組織なので楽だ。

鉱山の整備は私がやってしまおう。


ーーーーー

「また負けたか」

「皇帝、またあいつです、賢者エランの仕業です」

「魔人族まで投入したのに、しかも彼等を取り込みおった」

「飛龍部隊も飛龍を奪われ敗退したそうです」

「海辺の街も占領されたがあそこは漁村だけだから被害とは言えないか」

「いえ、新しいダンジョンが発見されたとか、それと新しい鉱山も発見されたらしいです

 大損害です」

「獣人国からの侵略を回避した恩を仇で返してしまった事になったからもう関係修復は難しいな」

「新天地を求めるなら魔人大陸しかないですが、今回の魔人族の力をみると勝てる気はしません」

「皇帝辞めて亡命するかな」

「何処に?」



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