054.獣人国(4) 防衛作戦(3) 腹案
対策に2週間かかった。疲れた。
一応ニャーヤには告げておく。獣人国の侵略があれば多くの獣人が死ぬことになるだろうことを。
悲しい顔をしていたが、こちらも譲れない。
偵察に出た軍隊の状況を聞いて、更なる計画を立ててみよう。
侵略戦争自体を止められないかという計画だ。
「ニャーヤ、戦死者を減らす案があるが、どうする?」
「そんな方法があるにゃか、その案でお願いしますにゃー」
「条件があるんだけど」
「なんにゃ?」
「ニャーヤが新王となる事です」
「無理にゃー、私は一般人よりは強いけど、親族内では最弱にゃ」
「私が後ろ盾になるわ」
「どうするにゃ」
「獣人国は強い者が上に立つんですよね、私が新王家全員ぶちのめせば良いんですよね?」
「エランは獣人じゃない?でも侵略って強いものが弱いものを従わせるー逆もありかにゃ?」
「猫耳と尻尾を付けたら誤魔化せ・・」
「匂いでわかるにゃ
それに武器は使っていいにゃけど身体強化以外の魔法を使って勝ってもだめにゃ」
「それは問題ない、問題はこちらの挑戦を受けてくれるかだけどね
流石に全員ぶっ飛ばしていたら時間がかかるわ、死傷者も増えるし」
「そこは私がなんとかするにゃ」
あっ、でも獣人の強さわからないね、ステータスで言うと人間の上限は100で私は超えているけど、獣人のステータスは、とりあえずニャーヤのステータスの詳細を見ればわかるかな。
ん?やばい、獣人のステータス上限は200かぁ。ステータスでは負けちゃう人も居るかも。
でも身体強化ってやったこと無いな、えっとたしか賢者の書にあったな、確か使用する魔力量に比例するんだったな。って事は魔力量実質無限の私は身体強化すれば負けなしって事だよね。よしっ大丈夫。
「とりあえず王都で現状を聞いてくるわ。」
王都に赴き、ジャラルド将軍から話しを聞くことにした。
「将軍、調査の方は進んでいます?」
「貿易船に紛れた密偵にも連絡が取れず難航しておる、
今、隠密を密航して送ろうとしている」
一応警戒はしていたんだね。
「ヴァルハラ領の対抗策は完了したわ」
「速いな」
「ドロシア帝国は?」
「注意勧告はしたがあまり信じていないようだ
攻められるかもしれないのに、どこを攻めようか考えているみたいだ」
「戦力は維持しているってことだから良いけど、獣人は人族の倍ぐらい強いらしいわ」
「お前の所は大丈夫なのか?」
「心配してくれてありがとう、罠を仕掛けたりしたから強さは関係ないわ」
「どんな罠だ?」
「凶悪な落とし穴とか、マキビシとか、魔道具とか ですね」
「あと腹案があるんだけど」
「なんだ」
「獣人国のっとり作戦」
「また無茶なことを」
「だからその密偵を使わせて」
「つまり、応戦ではなく侵略戦争自体なくそうという事だな」
「平和的にぶっ潰してくればよいんですよね」
「平和の定義がわからんが、そうだな」
「戦争を止めれば平和よ」
「わかった、密偵を使ってくれて構わない」
「そこの密偵さん?よろしく」
「分かるのか?」
「賢者ですから、それにあなたヴァルハラ領にもいたわよね、追いつけなかったと思うけど」
「あっ、それからジャラルド将軍、海路は封鎖したから海路で行くのは禁止よ
安全は保証しないわ」
「それでは密偵を送れないではないか」
「そこはなんとかするわ」
しまった漁村に沖合に出るの禁止って言うの忘れた。シラン領にも通達しなくっちゃ。




