005.ステータス考察※
ステータスの詳細を見てみた。
ステータスの確認は基本だ。
名前
エラン・ドジデス(ドジデス王国第七王女)
称号
駄神の被害者、女神に救われし者
Level 1(−1)
HP 10(−10)
MP 10(−10)
ステータス
STR 1(−1) (人族の上限100)
AGI 1(−1) (人族の上限100)
INT 10(−10) (人族の上限100)
LUK 100(−100) (人族の上限100)
加護
女神の加護(マイナス補正、魔法適正、スキル取得条件緩和、レベルアップ条件緩和)
異常状態
駄神の呪(ステータスが負になる)
スキル
生活魔法(全属性)
そう、気づいていたんだけど、ドジデス王国第七王女らしい。俺って男だったよね。
駄神の呪いのせいか、女神様のマイナス補正のせいかしらないけど性別が変わっている。なまじ前世の男としての記憶があるので精神的にきつい。不幸中の幸いかブ男だったので反転して美女になった事だ。
ただし前世の記憶の一部が出たのか、残念なオレっ娘に育った様だ。
これは一生独身だな。成人したら王家を出よう、
両親には可愛がられている「だれにも嫁にはやらん」と言っていたので良いだろう、ただそのためには力を得る必要がある。
そしてこれまでにいくつか気がついたことがある。
階段の段差に慣れず踏み外してコケた事がある
その時にステータスを確認したら
HPが10から11になって、その後にまた10になった
HPがマイナス補正前の状態で、コケた事で−1された。つまり−10から−11になって、マイナス補正によって11になったのでは無いだろうか。そして復帰状態は補正前で−10。
つまりダメージを受ければ受けるほど回復するみたいな、それって不死身なのかも。
そのHPはどこから来るのか、おそらくは駄神が肩代わりする事になっているのではないだろうか、その仮説が正しければ、駄神は俺を殺せない。俺は生きれば生きるだけ駄神に報復している事になる。
同じことがMPにも当てはまるとしたら?
実験してみよう、今は生活魔法しか出来ないのでとりあえず
「ライト」
指先に灯りがともる。
そしてMPは10から11になった。
この事から、どんなに魔力消費量の大きい魔法を使ってもMP切れにはならないと推測される。
チートじゃん。
理解したうえでもう一度ステータスの確認を行う
「ステータス」
名前
エラン・ドジデス(ドジデス王国第七王女)
称号
駄神の被害者、女神に救われし者、一生独身
Level 1(−1)
HP 10(−10)(ダメージが加わる事によってマイナスされる)
MP 11(−11)(使用した魔力でマイナスされる)
ステータス
STR 1(−1) (人族の上限100)
AGI 1(−1) (人族の上限100)
INT 11(−11) (人族の上限100)
LUK 100(−100) (人族の上限100)
加護
女神の加護(マイナス補正、魔法適正、スキル取得条件緩和、レベルアップ条件緩和)
異常状態
駄神の加護(ステータスを邪神が肩代わりする)
スキル
生活魔法(全属性、ライト)
微妙に表現が変化した。理解により表記が変化するみたいだ。呪いは実質的に加護になった。
MPは明日には10に戻るだろう
もう一つ予想しているのは人族のステータス上限は100としか条件がないのでマイナス側には制限がないと思われる事だ。そしてHP、MPは消費するものなので引き算、その他のステータスは効果なので掛け算で増えていくのであれば実質この上限100を突破出来る事になる。これらの考察でINTが上がっていることからおそらくその考えで間違いないだろう。またHP、MPの定常値はレベルで増加するのだろうが、この仮説が正しければどうでも良さそうだ。
あとはレベルを上げて検証していく必要があるな。おねだりして家庭教師を付けてもらおうかと思ったけど、貧弱なステータスだと思われているので、色々と禁止されているんだよね。秘密にしたいから独学しか無さそうだ。
とりあえず図書室の使用許可を取って魔法の理論を勉強しよう。10歳になったら学校に通うのでそれまでには充分な力を付けておこう。そのためには協力者が必要だ。誰にしよう。家族と従者しか知らない。
図書室の使用許可はすぐに取れた。魔法の理論は必死になって勉強した、恥ずかしい詠唱は絶対にしたくないので特に無詠唱に関しては調べ尽くした。結局はラノベの常識である理解とイメージが必要であり、理系だった俺は苦も無く無詠唱を会得できた。まあ部屋で隠れて実験する範囲でしか実証出来なかったけどね。
武術に関しては、「弱い体を鍛えて健康に生きるため」と説得して家庭教師を付けてもらえた。HPを気にせずに学べたので急速に上達して家庭教師のレベルを3回も上げたのには家族をびっくりさせた。更に家庭教師の人数も複数人必要だった、家庭教師の方が先にバテてしまうので仕方かない事だ。
別に剣士になりたいわけではないが強いほうが安心して自由行動の許可を得られると思い頑張ったのだ。
2年後には家庭教師に適した人材が無くなり、騎士団での訓練を許可された。
名前
エラン・ドジデス(ドジデス王国第七王女)
称号
駄神の被害者、女神に救われし者
Level 1(−1)
HP 10(−10)
MP 10(−10)
ステータス
STR 1(−1) (人族の上限100)
AGI 1(−1) (人族の上限100)
INT 10(−10) (人族の上限100)
LUK 100(−100) (人族の上限100)
加護
女神の加護(マイナス補正、魔法適正、スキル取得条件緩和、レベルアップ条件緩和)
異常状態
駄神の呪(ステータスが負になる)
スキル
生活魔法(全属性)