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ぽしょなれ異世界  作者: ぽしょなれ


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018.長期休暇(4) 魔道具屋工房

王都の魔道具屋からもらった紹介状を持って帝都の魔道具屋に来た

「ごめんくださーい」

「いらっしゃいませ、今日を何をお探しでしょうか?」

「あっ、すみません紹介状を持ってきたんですけど、魔道具の勉強がしたくて来ました」

「おお、あいつか、俺の兄弟子だ、なつかしいなぁ、やつに教わったほうが良いだろ?」

「いえ教わりました、私の居る王都では素材が手に入らなくて、素材のあるものは全て会得しましたが

 後は帝国で学べと。今学園に通っているんですが、今回たまたま護衛依頼で帝都に来ていてせっかくなので学べたらなと思いまして、長期休暇で来ているので一月ほどしか居られないのですが可能でしょうか?」

「基本は出来ているということだな、兄弟子の弟子なら従兄弟子?

 なら良いだろう、素材代は出せるか?」

「はい、特殊なものでなければ、素材採取も学びたいです」

「よし、今は結構時間が空いているから今日からやるか」

「お願いします、それとこちらはアルス皇子と私の護衛と友です、じゃまにならないようにしますので

 見学させてください」

「良いぞ、だが明日からは本格的にやるから護衛だけにしろ」

「わかりました、よろしくお願いします」

「まず今作れるものを教えてくれ」

「閃光弾の小から極みまでと、炸裂弾の小から極みまで、火種の小から極みまで、水筒の小から大まで、

 灯りの小から極みまで、です」

「おいっ、『極み』なんて使い道ないだろ」

「そうですね、練習です」

「よく使われる一般的なものは出来るってことだな、何を作りたい?」

「そうですね出来れば、冷蔵庫、冷凍庫、空調機、コンロ、です。あと、魔法発動媒体」

「それならなんとか出来そうだな、まず魔法発動媒体からだな

 他の魔道具は魔法発動媒体を素にしている。

 魔法発動媒体は魔石と魔導回路と制御操作部、発動体から成り・・・・

 必要な素材は、魔石、ミスリル、魔鉱石と収納用の器だ

 錬金は出来るか?」

「分解、抽出、合成、変形は出来ます、変質は一部だけ出来ます」

「その年でもうそこまで出来るのか、将来が楽しみだな」



「えっと今日一日でほぼ終わりそうだな、明日は他のものをやろう」

兄弟子はとんでもないやつをよこしたな。手本を見せたらすぐに完璧に再現しやがる、しかも俺が制御を失敗しそうなった所は修正していやがる

天才なのだろうな。

「なにか問題でも? 真面目にやりますから見捨てないで下さい」

「いや、俺がすぐに見限られそうで怖いだけだ、一通り終わったら師匠を紹介してやろう」

「ありがとうございます」

「では明日また来い」


「今日は鉱山に行くぞ」

「ミスリルはこの辺りですね、あっ魔鉱石が1メートル下にありますよ、魔石も10メートル先に落ちてる、採取って楽しいですね」

何で正確な場所が分かるんだよ

「あっこの辺は含有率が低くて効率が悪いですね、あっちにしましょう」

そして含有率まで算出しやがる

採取でへこませようと思っていたが、楽しんでいやがる、こちらがへこんだじゃないか

なんかもう帰ってくれと思っている俺は師匠失格なのだろうな


そうして一週間ほどで師匠の紹介状を渡された。師匠は帝都ではなく、馬車で2日ほどの隣の街に居るらしい。

セレンと護衛の剣聖とマギドラと行く事にする。おまけで皇子も付いてきた。どうやら皇子の紹介したかった方みたいだ。


「アルスの顔を立てて紹介されてあげます」

「感謝しなくてはならないのが虚しいのはなぜだろう」

「じゃあ私が・・」

「いや、悪かった俺が紹介する

 (彼女に悪気は無い、素直で、謙虚だ、常識もある、そして真実を捉えている、

  でも釈然としない、何かがおかしい)」

「お願いします」

「ああ(天然というやつか 勝てないな いや武神には力で勝てない 精神的なものでも勝てない)」


2人の師匠からの教えでほとんど修行は終わっているらしくいくつか特殊な魔道具を教えられただけだ、そして師匠からは主に根本理念を学んだ。

これから新たな魔道具を作り出すときの考え方などだ。

そして免許皆伝を与えられた。魔道具師を名乗ってどこでも開店出来るらしい、嬉しい。

史上最年少最短の免許皆伝らしい。帝都で皇帝から表彰されるらしい。

また会わないといけないみたいだ。嫌だな。


「アルスぅ」

「駄目だ」

「王都へ帰ろう」

「駄目に決まっているだろ、皇帝に合ってからいけ」

「え゛ー、(ぐずっても駄目かしかたない)」

「いくぞ(勝ったぞ)」

「じゃあガレットおごってぇ」

「そんなんでいいのかいいぞ(転んでも何かを拾って起きるやつだ)」

「帰りに皆で食べるから100個」

「なにぃ(なんてやつだ皇子相手にタカリか)まあそれで治まるなら安いものか」

「やったぁ」


「また会えたな、エラン、この度は魔道具師最年少最短の免許皆伝を賞して勲章を授与する」

「ありがたき幸せ(帰りたい)」

「副賞として帝都に出店を・・」

「まだ学園に通っているので要りません」

「では卒業後に・・」

「王都に出店予定です」

「ではドジデス王都支店『エラン工房』を与える」

皇帝から勝ち誇った笑顔でもって副賞目録を渡された。今言ったとこなのにいつ書いたの。

ひょっとして想定内ってこと?

負けた。帝国に負けた。

「帝国に負けたわー」といってエレンに泣きついた。わけがわからないようだが慰めてくれた。

エレン優しい。


皇妃は渡したユグドラシルの葉で作った薬で助かったそうだ良かった。

王都を出るとき武術大会優勝者に絡まれて勝負を挑まれたが一撃で撃沈させてやった。少しは気が晴れた。

だが武神エランの名が広まってしまった。もう来ないから良いかな。


そして多くの利を得ながらも敗北感を味わいながら帝都を去った。

途中、ユグドラに頼まれて世界樹の周りをゴーレムしか出入りできないシールドで覆っておいた。ゴーレムだけでは不安だからね。


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545.御神幸(245) ミルナリア帝国(65) エルナミア防衛軍(16) 移動中(3)
に登場する猫ちゃんのみゃーちゃんが探偵になって、主であるジーン達の助けを得ながら活躍します。
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