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彼女達がヤラニャイと誰がヤル?  作者: 山手みなと
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空には何かある...。

[第5話] 空には何かある...。


私の仕事は美しく華やかなCA。

世界中を旅できるし、敷居が高そで派手なイメージ。

女子力が高そうに見られるせいか、紳士からは毎日ナンパの嵐。

そんな美しい世界で働く私にも任務の日がやってくる。

私の任務は世界を股にかける仕事とあって、鳥に扮して空にまつわる調査をすることが命じられている。

スマホ片手に過ごす現代は空ではなく地面ばかり見ている。

だから、空で何が起きても何も世の中は驚かないのである。

それでは空の問題は解決しない。

だから私は、任務によっては国家機密の調査するため高層ビルに空から忍び込んだり、仲間のピンチを空から救ったりしている。

しかし、今回はかなり危険な任務を遂行しなければならないようだ。

航空業界の運航を脅かす、ある存在を調べることで、飛行機や戦闘機よりはるかに速い速度で動き回る謎の物体を捉えることが命じられている。

私はCAの職務を全うしつつ、窓の外に警戒を張っていた。

もし謎の物体が現れたら、私は飛行機を飛び出し、鳥に扮して奴を撮影しなければならない...。

だが、無事に戻ってこられる保証は無い...。

しばらくすると、謎の飛行物体が浮遊しているのを発見!

私は、誰にもバレないようにダストシュートから外へ飛び出した。

追いかけると、ただの光の球で、物体は存在せず火の玉みたいで霊魂のように見えた。

都市伝説によると、魂は世界を旅するらしくて、各地を浮遊するそうだ。

念は光を放つらしく、肉体に関係なく魂だけが自由に浮遊するらしい。

就寝中、空を飛ぶ夢を見ている時は、無意識に魂だけ幽体離脱しているという都市伝説を考えると、光が浮遊する現象は納得がいく。

しかし、追いかけたところで何も得るものは無い...。

別の理由があるに違いないと、追跡を続行する。

しばらく飛行していると、光る物体が海に墜落した。

というより消えたという方が正しいかもしれない。

なぜなら、波ひとつ立たずに消えのだから...。

私には全く何が起きているのか理解出来なかったが、とりあえず動画に収める事に成功した。

任務は遂行されたかに見えたが、本部にゆると、まだ任務は果たされていないようだ。

実態の分からない何かを捉えるなんて、正直嫌気がさしていた。

退社時間を迎えたその時、明け方の便に搭乗する任務が入った。

いわゆる、ブラックな休日出勤だ...。

仕方なく、職務に就くことに...。

命じられた任務は、明け方に飛来する謎の物体を捉えること。

基本、明け方の夜行便の数は限られている。

しかし、限られた数を超えて飛行する物体が目撃されていて、街から苦情が相次いでいるので放ってはおけない。

それを捉えて、実態を報告しなければならないらしい。

実際、見えない実態に立ち向かうのは恐ろしい。

だが、任務は絶対に従わなければならない...。

飛行機に搭乗すると、奴は現れた...。

私が目撃した光景は、

光る物体が海から浮上したこと。

飛行中、方位磁石が狂ったこと。

積乱雲を抜けると、時間を超えて朝になっていたこと。

私たち人類は宇宙に目を向けているはずだが、足元にある地球にはまだ未発見の物がまだあるに違いないと感じた...。

海底や地底にはまだ謎がたくさん眠っているはず...。


よく考えたら、危険な思いをしてまで鳥になる必要は無いような気がするが、至近距離で撮影となると、やはり鳥に扮しないといけないという運命なのか?

この先、私が実態を掴む日はやってくるのか?

もしかして、謎の何かに襲われるのか?

いや、実態を掴んで現実を受け入れて世の中をひっくり返す覚悟で挑むべきか私は暫く悩むのであった...。

今回ばかりは完結はまだ先となってしまった...。

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