《1952年の訓練》
ここではTBMについての解説を(^-^)。
「かつらぎ」の搭載機のTBMというのは、これまたグラマン社製の艦上攻撃機です。
あのミッドウエィ海戦が初陣の、戦後はすっかり旧式扱いされた機体ではありますが、海上自衛隊に訓練用として実際に供与されてます。
レーダー搭載機と攻撃機がそれぞれです。
この頃は対潜水艦用の哨戒/攻撃機は機能分担、つまりレーダーで捜索する機体と攻撃する機体を分けてチームを組んで対応するようになってます。
搭載する機材が増え、一つの機体では積みきれなくなった時期です。
さすがにこれは不便なんで後にも出てくるS2Fでは一機にまとめましたが(^-^)。
話の中で「巨大な背鰭」を発見してますが、もともとは潜水艦の潜望鏡やシュノーケル、つまり潜航中の潜水艦の出す吸排気筒や外部を捜索する潜望鏡をを探すのが目的のレーダーで海面を捜索するのが仕事の大半でした。
ゴ○ラのような巨大な背鰭ならまず確実に探知したと思う次第です。
また部隊が「船隊」というのも実際にあった名称です。
警察予備隊以来日本ではやたらと「忖度」して「戦」や「軍」または「兵」の文字を使わないよーにしてます(>_<)。
「軍」はわからないでもない。戦車すら特車と呼びかえたのは、間抜けに感じる次第。
「船隊」は以前なら「戦隊」だし。
このような「忖度」は今後無用にしてもらいたいですな。
まあこんなとこでしょうか?