《タイガーの失敗》
タイガーは小型にまとめすぎ失敗しています。
もし違う道を歩んだら?
この前の話では、グラマンF11Fー1タイガーのエンジンの話をしてますが、こいつが残念ながらタイガーの命運を決めてしまったんですな。
小型の機体に軽量大出力のエンジンを着けた機体は、それなりの機体に仕上がりますから、悪い話ではありません。
しかし、構想は時代に合わなかった訳です。
機体の根本的な軽量化を図ろうにも、まだ複合材料なんてごくごく一部(レーダーアンテナを収めるレドーム等くらい) 。
エンジンもJ79のような大推力ターボジェットはようやく開発段階。
小型な機体には、当時のジェットエンジンさん達の腹を満たすにふさわしいだけの燃料を積む余地に乏しい。
また、電子装備もまだまだ真空管なんざが幅を効かす時代。
重い、かさばる、電力を食い、やたら発熱する上、故障しやすい。
こんな機材は小型の機体に積むのは厳しくなります。
これは、亜音速の攻撃機ならばA4Dをコンパクトにまとめたダグラスのエド・ハイネマンのような、やりようもありましたが、より条件の厳しい艦上超音速戦闘機となるとね。
どうしても、あれもいる、これもつけたい、こいつはないと困るから、って重量が増えてしまいます。
後知恵ですが、ジェット戦闘機の開発の歴史をみると、試作機の段階から実用化の間に重量増加に適切に対応できた機体が、「傑作機」になる、ようです。
「小型軽量」は逆に考えたら、「大きく成長するのはあきらめたよ」となってしまう恐れに繋がります。
重ね重ねですが、グラマンが
J65のアフターバーナー付きエンジンを早期にあきらめ、J57エンジン装備にシフトしていたら、、この話に書いてるように我が国のFX、つまり第一次の次期主力戦闘機の選定では、Fー104を破っていたかも。
人も飛行機も器が小さいと大成しにくいみたいです(^-^)




