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はじめに
あらすじにもある通り、戦後も残った空母「葛城」とグラマン戦闘機のからむお話です
これは先の大戦をからくも生き残り、復員輸送に活躍後「技術資料」として温存された旧海軍の雲竜級空母 「葛城」が戦後も長く改造されながらも運用されていく話と、その艦上にあるグラマン製戦闘機の話である
そして昭和30年代から激しくなった巨大な怪物などとの戦闘に四苦八苦する話である。
なんせ、基準排水量はかっての雲竜級が元になってるから、戦後のエセックス級より一回りも小さい。こいつに最終的にはSCB125に相当するような改造(核兵器運用能力は別にして)をしてなんとか超音速戦闘機まで使えるようにしたのは、後年、米軍から「かつらぎマジック」と呼ばれるくらいスゴイことになってしまったのであった。
さあどうなるか