第5話 洞窟探検?
「……………ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああ!!!!」
どーも画面の前の皆様、ギャグ補正持ちの勇者様(仮)です……今少女を抱えて絶賛落下中でございます……って
「呑気に解説してる場合じゃあねぇぇぇぇえ!!!」
このままだと確実に地面とキスする羽目になり、よくて大怪我、最悪死ぬ事になる、いやこのパターンだと俺はギャグ補正のお陰で無事か……とりあえずラピだけでも助けるか……どうする…こんな時俺はどうすれば…
はっ!!そうだ!!たしか昔友人が読んでた○キに乗ってた高い所からでも生存できる技があったな!えーとたしか五点着地だっけ?とりあえずそれを真似してみよう、そしたら大怪我しないで済むかも!!
でも俺は気付いた…あれ?結構地面近くね?とゆうかこんな事言ってる間に……
ーー勇者様(仮)が地面衝突して気絶した為、気絶から復活するまで作者がナレーターを務めさせていただきます。ーー
勇者様(仮)が地面に衝突する瞬間、彼はラピを放し、その際にラピは偶然にも五点着地と同じ様な動きで無事着地し、ラピは目を覚ます。辺り一面は岩場だらけの空間…気絶する前の記憶があやふやだが彼女の感からしてここは目的地のモノミの洞窟たと彼女は推察した…だが一体どうやってここに来たのか彼女は疑問に思いさらに辺りを、見回す。すると…なんか人型の穴がある……覗いてみると1メートルちょっと深さがあり底には勇者様(仮)が気絶していた。
「ゆ、勇者さん?!し、しっかりするっす!!こんな所で死んじゃいけないっす!!って気絶してるだけっすか…よかったっす……」
彼女は勇者(仮)を道端にくっついたガムを引き剥がすように勇者(仮)を引き剥がす、そして彼女は勇者(仮)が無事なことを確認すると安堵する。少し前に知り合ったとはいえ、彼を含めた仲間達は彼女の命を何度も救った命の恩人だからだ…だがそれだけでは無い…彼女には彼に対してある秘めたる想いがあったのだ……それは…おっと勇者様(仮)空気を読まずに起きたのでナレーターを勇者(仮)に変わります。
いててて……まさかあんな高さから落とされて生きてるなんて本当にすごいねこのギャグ補正……まぁこの補正がある程度強いのは前から知ってるし今はそんな事は重要じゃない…
「ここは一体?」
「おはようっす勇者さん、色々聞きたい事もあるっすけど、まずは現状を確認しながら歩いて探索するっす。今私達多分モノミの洞窟にいるっす。そしてエルさんとミラさんと別れたみたいっす。」
「そうなんだ……何とか目的地のモノミの洞窟には行けたけどまさかあんな落とし穴からいけるなんて…」
「いや、多分ここが入り口っす。モノミの洞窟は落とし穴のような入り口が複数あるって聞いた事があるっす。まぁこの洞窟自体かなり特異な物らしいっすからね。」
「へぇーそうなんだ…じゃあもしかしたら二人と合流出来るかもしれないね。」
「そうすっね。運良く何処かの穴に落ちてこの洞窟に入ったのなら会えるっす。しかしあんなにデカイスライムを見るのは初めてっすよ、あんなのと戦えばタダでは済まないっすね」
「えっ?そうなの?てっきりキン○スライム的なアレかと思ったわ、違うのか。」
「キ○グスライム?スライムの王なんて聞いた事はないっすね、そもそも野生のスライムが巨大化してたのはきっと魔王軍によってだと思うっす。」
「魔王軍?って事はさっきのデカいスライムは魔王の手先って事?」
「うーんまぁそうなるっすね。そういえば勇者さんは魔王についてどのくらい知ってるっすか?」
「全くしらん!」
「……やっぱりそうっすか(^^;;
まぁ魔王軍の全容を、知ってるのはほんのごく一部の人間で私も勇者さんに会う数日前に知ったから一応教えるっす。まず魔王軍っていうのはっすね…」
なんとなくだけど話しが長くなりそう、ただでさえ話しの進行が遅いって作者も作者の、友人にも言われてるからラピちゃんには悪いけどカットさせてもらうね。
「…っていう事っす。わかったっすか?勇者さん」
「うん、つまり今世界は72の魔王と戦っていて倒した魔王は大体46体で残り26体の魔王を倒せないうえに魔王が力を付与した野生の魔物のせいで中々打開策が見出せなくて連合王国軍は困ってるって事であってるよね?」
「はいっす!ざっくりいえばそうなるっす!」
…うーんこの世界の現実は良くわかったけどなんか魔王多いな……とゆうか連合王国軍だけでも46体も倒してんのかよ、すげぇ……でも残りの魔王はそれだけ強敵って事だよね。うーんこの先俺はやっていけるのかなぁ……いやまぁギャグ補正があるからそう簡単に死なないけどさ。とりあえずちょくちょく出てくる魔物を、倒しつつ進もう。
……歩き始めて大体2時間ぐらい経つけど魔物の吸血コウモリとキノコマンとそして鬼火らと戦闘になったけど俺でも勝てるレベルの弱さだから省略。それ以外な特に変わった出来事は無かったせいぜいその戦闘で俺のレベルがいくつか上がったっぽい事がわかっただけだ、この世界でも何かレベルの概念があるらしくレベルが上がればスキルを習得できてスキルで生存率が延びるからレベルとスキルは重要らしい。これはエルちゃんと最初にあった時に教えてもらった。
ステータスの確認は今は出来ないけどエルちゃんに合えば確認が出来るからそれまでどのくらいレベルが上がったのか楽しみだ。
ちなみに今現在習得してるスキルは
・ギャグ補正
・タライ落とし(弱)
・ハリセン←NEW!
……いやもっとこう何かあるでしょ戦闘関係とかサポートとかさ、スキルの内容は念じたらハリセンが出てくる……以上……まじでこういうスキルなんだよ…現状使えねぇ……えっ?どこで使ったかって?何か念じたら出てきたんすよ。
ちなみにスキルを使う時にはスキルの内容をイメージすれば発動できるらしくイメージさえ出来れば何とか出来るのでスキルは叫んでもよし、前口上を唱えてもよし、厨二心丸出しのポーズを取ってもよし…らしい…
ラピさんも一応持ってるらしくいくつか披露してくれた。
例えばダブルエッジっていうラピの持つ短剣を目にも留まらぬ速さで敵に斬りつける技と遠くの敵を目視出来る鷹の目を習得してた。
……この世界だと技名を叫んで恥ずかしがるって事はないのかな?スキルを使うたびに技名をいうのはちょっと……俺には出来ないな……
そういえば今気付いたんだけどさっきからラピがこっちを何度もチラ見してるんだけどどうしたんだろう?俺の顔に何かついてるのかな?うーんそれとも俺の事を警戒してるのかな?
まぁ現状お互いに協力関係だし何より俺的には仲間なら仲良くしたいと思うし何より彼女の笑顔は何となくだけど本当の笑顔じゃない気がする。
とりあえず体張って笑いを取るか。スキル、タライ落としをイメージし発動する。
カーン!といい音で洞窟内で響き渡る。やっぱり痛え…タライが落ちるのと同時に大きめのたんこぶが出来る。
「!?ゆ、勇者さん大丈夫っすか!」
あれ?思った反応と違う。
「えっ?あ、うん大丈夫大丈夫。自分のスキル試そうとしたら失敗してしまったよHA☆HA☆HA☆HA☆。」
うーんジャパニーズスタイル身体を張った芸には笑わなかったか……
「全く…少しは心配してる側の事も気にして欲しいっす」
「本当にごめんね」
「もう…今度から気を付けて下さいっす。ボソッ(…な人が傷付くのを見るこっちの身になって欲しいっす)」
「何か言った?」
「何も無いっす!さぁ急いで2人を探すっす!」
「……りょーかい」
実は何となく聞こえてたのは内緒。と言っても殆ど聞こえなかったけど
「所で、さっきから遠くの方で何か物音が聞こえない?」
「えっ?そうっすか?ちょっと待って下さい。スキル 『地獄耳』!!」
うわぁ……やっぱスキル名叫ぶんだ。ラピには悪いけどちょっとダサい。
「……ふむ、何か転がる音が聞こえるっす……方向は……こっちに向かってるっすね」
ふーんそうなんだ……
「「まーさーかー?」」
ゴロゴロと大きな音を立てて3メートルぐらいの大きな石が転がりながらこっちに向かってきてる……石の前に2人組が走ってるのがわかる。1人は長いスカートをたくし上げ走ってるミラちゃんそれと無表情ながらも何となく必死感が伝わる走り方をしてるエルちゃんが見える…わぁーいやったー2人に会えたーわーいわーい…って
「やってる場合じゃねぇええええええええ!!!」
「私達も逃げるっすよ!勇者さん!!」
ラピは駆け出そうとした瞬間さっき俺のスキルで出した金だらいに彼女は足を引っ掛け今度はふぎゃ!!っと言って気絶した……って
「また気絶したのかよぉぉぉお!!!!」
彼女を抱き抱え走り出す
そして2人が俺とラピに追いつく。
「ゆ、勇者様!無事でしたのですね!よかったぁぁぁ……勇者様に何かあったらわたs「ノロケてる所悪いけど今は状況が状況だから逃げるよ!」
「ねぇエルちゃん何があったの?出来れば3行で説明してくれるとありがたいんだけど。」
「2人で落とし穴に落ちる。
着地したけどトラップが作動する。
今に至る。以上!」
「わぁ…わかりやすーい」
「と、とりあえずどこまで逃げるんですエル様?」
「とりあえずあそこのくぼみに入ってやり過ごすよ。」
そうエルちゃんが指差した所にくぼみがある、そういうとエルちゃん、ミラちゃん、そして俺の順番でくぼみに入ろうとする……でもこのくぼみ実は致命的なミスがあった…人三人ならギリギリ入れそうなくぼみでエルちゃん、ミラちゃん、ラピ、そして俺を含めて4人が入るスペースが無い……でもこんな状況に何とか出来るスキルがある……でも俺は躊躇した……何たって絶対に痛い目を見るに決まってるからだ!!
でもだからこそエルちゃんの行動に俺は感謝した。彼女は俺のスキルに絶対の信用をもってるからこその行動だ。彼女は俺を押し出す。そしてこの状況にぴったりのセリフを彼女が言う。
「悪いね勇者様(仮)…このくぼみ三人用なんだ」
「うん……知ってtあ"あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"……」
「ゆ、勇者様ぁぁ!!??」
俺は転がってきた石に押し潰されぺったんこになってしまった
「……一応悪かったって思ってるけど勇者様(仮)なら大丈夫と思ったから後悔はしていない…(キリッ!(`・ω・´)」
「もう!今度からやめて下さいそう言う事!勇者様が可哀想です!」
「そうっす!いくら私が気絶してたからと言って勇者さんに酷い目を合わせるなんて許せないっす!」
「ひゅたりともおへぇはだいひょうぶらからへぇるひゃんをひひゃらないれ」(※特別翻訳:2人とも俺は大丈夫だからエルちゃんを叱らないで)
「「勇者様は黙ってて下さい(っす)!!」」
「……ふぁぁい」
今現在俺はエルちゃんのスキルかなんかで出てきたやかんのお湯を注がれて
元に戻ってる途中でエルちゃんがラピとミラちゃんに叱られてる最中。まぁ何となく予想出来てたけどやっぱり潰されても無事なのはこのギャグ補正のすごい所だよね。
「まぁそんな事はどうでもいいとして私たちが今いるのは多分モノミの洞窟深層でもう直ぐお目当ての宝と多分そこに居座ってるだろう魔王の1人がいると思う。」
「……ひょっろまっへ、ほれらひゃいひょのだんひょんれまおうひょららかうの?」(※特別翻訳:ちょっと待って、俺ら最初のダンジョンで魔王と戦うの?)
「ふむ、やっぱエルさんもここに魔王がいると思ってるっすね。まぁあのでかいスライムをみたらそう思うっすよね。」
「まぁ一休みしてからダンジョンの奥の方に向かいましょう。それまでは\カチッ/……え?」
ミラちゃんが後ろにあった岩に手を置いた瞬間カチッてスイッチを押す音がした……まさか……
床が開く……下を見ると針山地獄が見える。俺たち4人はそのまま落ちるが…
「むぅ……ここでパーティが全滅するのはよろしくないので……スキル発動っ!……何だっけ?」
「ひゃんひゃひょれえええええ?!!」(※特別翻訳:なんじゃそれええええ?!!)
しかしそんな事とは裏腹にエルちゃんのスキルは無事発動した、針山は消え大きな穴が開くそのまま俺たちはその穴に落ちる。穴の先には大きめな空間に広がっている、俺たち4人はなんとか無事地面に着地する。そして俺たちは謎のフード男と対峙する……
「……まさか我の罠にかからずにここまでくる輩がおるとはな……ここまできた事は褒めてやろう……だがこのハーゲンに対峙したことを後悔させてやろう!!さぁ来い!我が僕、グレートスライム!!」
……男はフードを外しハーゲンと名乗る…そして奴はさっきの巨大スライムを呼び寄せ現れたしかし……あれだ……
「お前、自分の僕に髪の毛喰われてんじゃねぇか!!!!」
その瞬間笑いを抑えてた女子三人組は吹き出す
「それを言うなァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!そして笑うなァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」
なんかこの人もこの人で残念な人だ。
遅れてしまって申しありません…m(_ _)m
ドーモドクシャ=サン
ワンヤデス
今回は色々あって遅れてしまいました……
まぁ具体的には5話の結末をどうしようか迷走してただけなのですが…(^^;;
さていよいよ次回はバトル回?です…ぶっちゃけかなり心配な点はあるのですが何とかして見せましょう。ではではまた次回