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友達が爆弾発言をした。

ありきたりな人生に嫌気がさしちゃって

楽しいこと、自分の理想の世界を求め過ぎちゃって

気づいた時には私の周りには誰もいなくなってたんだ。




唯一無二の僕の友達、石神イシガミ 杏子アンズが私に衝撃発言をした。

「あんたさー、私以外に友達作りなよ。高校でも一緒って訳にもいかないんだし?

ていうか高校違うし!」

「やだ」

高校は確かに違うけど、僕は杏子が居れば他に誰も要らない。

高校でボッチだって構わないもん。


……慣れてるし。


「やだって…あんたねぇ…」


呆れた様子で僕を見る杏子。

その目やめて、そんな目で見ないでー


「杏子、どうせリョウ君でしょ。彼氏とイチャイチャしたいけど僕が居るからできないんでしょー」


ちょっと皮肉っぽく言ってみたり。


「そうよっ!私は涼とイチャイチャしたいの!

だからあんたのお守りしてる時間なんて無いに等しいのよ?」

え、待って酷い。

「でも私はあんたの事ママさんによろしくされてるからさ、ほっとけないのよねー」

さすがママ。大好き。

「てか杏子、僕には七瀬ナナセって名前があるんですー

あんたって連呼しないでおくれ(笑)」

って杏子に言うと、杏子は

「いや、あんたそれ苗字だから」

軽く突っ込まれた。

はい、すいません。性を七瀬ナナセ、名を那凪ナナギと申しますです。


ところでずっと気になってるんだけど

私の部屋なのに、彼女がベッドを占領し、僕が床でゴロゴロしてるのは何故だろ。

気にしたら負けってやつなんですか。




「あ、そだ。那凪、あんたも彼氏つくりなよ!

明日、涼の友達紹介するからー」



「ちゃんとおしゃれしときなよ!」




そう、言い残して彼女は、杏子は颯爽と帰って行った。

今までのこれ以上ない爆弾発言だったことは言うまでもない。



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