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コミュ症異世界生存史  作者: GIN
学園生活編
49/120

祭りの始まりは、問題だらけである。③

今回は光輝、ユリ、アリウムの順番で視点が変わりまする。

「……これより黄色チームと、赤チームの団体戦を行います!それじゃあ……スタート!」


 主催者が合図すると同時に、俺たちの戦いが始まった。

 俺たちは、軽く話したのち、あらかじめ決めておいた仲間と一緒に、

 それぞれの道へと駆けていく。


 見た感じ、地面は真っ平らで、土で出来ている。

 それぞれの道を阻む壁は、岩に似た材質で出来ているようだが、

 非常に頑丈の様で、壁を壊すのは不可能だと思った方が良さそうだ。


 と、そんなことを思っていると、旗が見えてきた。

 旗の周りにリアトリスたちの姿はない。

 どうやら、俺たちの方が先に着いたようだ。

 これなら、戦わずに旗を持ち帰れるかもしれない。


 そう思った直後だった。

 突然、後ろを走っていたマリーが俺を引っ張り、後ろに倒してきた。

 

「え、マリーさん、急にどうし……」


 そう言い切る前に、俺がさっきまでいた所に、

 巨大な斧が落下してきた。

 もし、マリーが引っ張ってなかったら、

 俺に直撃してたんじゃ……。

 

「……マリーさん、ありがとう。助かったよ」


「気にしないで。それより、この斧はどこから……」


「あーあ、何外してるのよー」


 突如後ろからした声に驚き、振り向いてみると、

 そこにはついさっき話をした、リアトリスと、丸刈りの男が立っていた。

 

 いつの間に後ろに立っていたんだ。

 全く気付かなかった。

 これはあいつらの生呪の力なのか?

 

 どんな手を使ったのかは分からないが、厄介だというのだけは理解できる。

 

「……リアトリス。やっぱりこの道に来たね」


「マリーちゃんも、この道に来たんだー。まあ、何となくそんな気はしてたんだけどねー。……それじゃあ、始めようか」


 そう言って、リアトリスは走り出した。

 それを見て、俺たちも戦闘態勢へと入る。


 ……ユリたちにアリウムたち。

 みんなも、頼むぞ。





「おいおいおい!これはラッキーだな!まさか、お前らと当たるとはな!」


「……全速力で飛ばしてきたんだけどね。まさか、もう敵がいるとは」


 カンナの言う通り。

 私たちはカンナの力と、私の風で、全速力で向かって来た。

 それなのにも関わらず、旗の前には、敵であろう金髪の女に、さっきのモヒカン男が立っていた。

 一体どんな力を使ったんだろう。


 ……いや、今はそんなことを考えている時間じゃない。

 大切なのは、ここからだ。

 どんな力を持っていようと、私とカンナで、絶対に勝つ。

 

「……カンナ、絶対勝つよ!」


「分かってるよ!絶対勝とう!」


 そう話し、私とカンナは真っ直ぐに前を向く。

 すぐに勝って、すぐに旗を持ち帰る!





「……ゲッケー!」


 周囲に、俺の声が響き渡った。


 最悪だ。

 全く予想していなかった。

 まさか、俺たちよりも早く、相手チームが旗についているなんて。

 


 俺たちの視界に旗が入った時、その周りには誰もいなかったはずだ。

 それなのにも関わらず、突如として、何もない旗から攻撃が出現した。


 ゲッケはその攻撃を避けることが出来ず、直撃してしまった。

 相当強烈な一撃だったのか、その一撃だけで、ゲッケは気絶してしまった。

 あまりにも急な出来事に、今でさえ理解が追い付いていない。

 

 その後、何も存在しなかった旗の周りから姿を現した敵の数は3人。

 男2人に、女1人。

 一人は金髪の男で、もう一人は黒髪オールバックだ。

 女は金髪で、大きな杖を片手に持っている。

  

 3人どうしのチームが当たったのは良かったが、

 初手でゲッケを倒されたのは想定外すぎる。

 まずいな、どうするか。


「……アリウム。今、どこからあいつらが現れたのか分かった?」


「いや、全然だ。何もない所から現れたようにしか見えなかったぞ。ゲッケを倒した攻撃も、同じように見えなかった」


「アリウムもそう……私も全く見えなかった。……一体、何が起こったのかな」


 何が起こったのか。

 正直な話、全く分かんねえ。

 俺たちが黙ってると、金髪の男が、ゆっくりと話し始めた。

 

「何て言うか残念だなー。 それなりに強い奴と戦えると思ってたんだが……残念だな。無能力者に、問題児。それに、一撃で気絶する雑魚とは……ガッカリだ!」


「ガッカリだ?そう言っていられるのも、今の内だぞ!その自信。すぐにへし折ってやろうじゃねえか!」


「……言うねえ!ぶっ潰してやるよ!」


 そして、俺たちの戦いが始まった。

次回こそ、本当に戦いが始まります。多分。

 ちなみに、ゲッケはガチで気絶したんで、これ以降戦いに参加することはありません。

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