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コミュ症異世界生存史  作者: GIN
学園生活編
2/120

異世界で女騎士に会ったとしても、コミュ症はまともに会話することができない。①

「そういえば、もう一枚の手紙には何が書いてあるのかな」


 そう呟いて、もう一枚の手紙を手に取る。

 その手紙には一枚目の手紙と違い、二文で簡潔に内容が書かれていた。



 君にプレゼントした力は影を操る力だよ。

 この力を使って頑張って生きてね!



 影を操る力。  

 俺に合った力と言っていたが、考えようによっては、確かに合った力かもしれない。

 おそらく神は俺が陰キャであるということを考えて、陰キャの陰と合わせて、影の力をプレゼントしたのだろう。


 ……手紙での態度も相まって、なんかむかつく。

 そんなことを思いつつも、とりあえず力を使ってみることにした。

 使い方とかは書いていなかったし、とりあえず前に小説で見た、こういう力の発動方法を試してみることにしよう。

 足を広げ、しっかりと前を向く。

 そして、右手を大きく掲げ、叫ぶ。

 

「スキル発動!」

 

 俺は異世界に来て、一番大きな声で叫んだ。

 しかし、数秒立っても何も起こらない。


 …………恥ずかし!

 勇気を出して凄い大声っで叫んだのに、何にも怒らなかったよ。

 人が見ていないとはいえ、凄い恥ずかしい。

 家だったらベットに倒れこんで、うずくまる所だぞ。


 しかし、これで何も起こらないとなるとどうするか。

 これ以外の発動方法なんて分からないぞ。

 力をプレゼントされても、使い方が分からなかったら、意味がないじゃないか。

 こういうところはしっかりしてほしいものだ。

 

 と、俺の中で神の株を下げながらも、俺は試行錯誤するが、全く何かが起こる気がしない。

 そもそもとして、影を操るって、どういうことなんだろうか。

 聞いた感じは強そうだが、操るか……あ、影で剣や槍を作ったり、武器を作れたりするのかな。

 そんなことができたら面白いんだけどな。


「……影よ、剣になれ!って言っても何の起きないか……」


 そんなことを言った瞬間。

 影が急に形を変えだしたと思うと、影が立体的に飛び出し、手へと移動し始めた。

 それから手に着くと同時に、影は剣のような形へ変化した。


 ……え、ま、まじで剣になった。

 想像したような形の剣になっていて、凄くカッコいい。

 

 しかし、どうして急に変化したんだろうか。

 今やったことと言えば、剣になるように願って、「影よ、剣になれ!」と言っただけだ。

 もしかして、力の発動条件は、影の変化を想像して、口に出すことなのか?

 俺は力の発動条件を確認しようと、言葉を放ってみる。


「槍になれ!……影!」


 そう言うと今度は影が槍へと変化した。

 なるほどな。使ってて何となく理解した。

 

 どうやら力の本当の発動条件は、影の変化を想像して、「影」と言葉で言うことのようだ。

 この力は、使い方によっては強力な力かもしれないな。

 影を使って、どんなものでも作れるとか、便利すぎる。

 巨大なハンマーとか作れたりしないかな。

 

 そんなことを考えている時。

 後ろから、大きな女の声が聞こえた。 

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