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コミュ症異世界生存史  作者: GIN
学園生活編
16/120

どの世界でも先生はろくなもんじゃないと思っていたが、意外にもそうでもないのかもしれない。①

いろいろあって、異世界の学園へ入学した主人公。

最初の試練である友達作りに、失敗して落ち込んでいる時に始まったのは、誰もが経験する超絶長いであろう校長先生の話だった。

さて、異世界の先生の話は長いのだろうか!?

 ロメリア先生から指示があってから数分後。

 岩から出ていた映像に、一人の女性が映った。

 その女性は銀色の鎧に身を包んでいて、黒い長髪をしている。

 校長というよりかは、ゲームで出てくる騎士の様な雰囲気を放っているのだが……。


 ……どこかで見たことがあるような気がする。

 この女騎士っぽい見た目に、見たことがあるような気がする雰囲気。

 んー、思い出せそうで、思い出せないな。

 この世界に来てから、そこまで人と会ってないし、頑張れば思い出せそうなんだけどな。

 

 そんな事を考えていると、映像の女性がゆっくりと口を開いた。


「……まずは、魔物撃破冒険者育成学園への入学おめでとう。我が名はモモ。魔冒騎士団の団長にして、魔物撃破冒険者育成学園の校長である」

 

 なるほどな。


 ……魔冒騎士団ってなんですか?

 騎士団がこの世界には存在するのか?

 いきなり知らない単語が出てきて、既についていけてない。

 騎士団ってことは国を守る騎士たちのことか?

 前世の騎士団についても、ほとんど知らないから、騎士団が何なのか全然解らない。


 そんな俺の事も気にせず、話は進んで行く。 


「さて、まずは本校について、簡単な事から放していこうと思う」

 

 そして、どの学校にもある、長く面倒くさい校長先生の話が始まった。

 その話は、前世で聞いた事がある、どの校長先生の話よりも長く、地獄の様な時間だった。

 しかし、説明の途中に用語の説明をしてくれたため、少しだけ知らなかったことを学ぶことができた。

 長すぎて半分しか聞いていなかったが、とりあえず覚えている大体の内容をまとめてみるか。


 以前アリウムが言っていた通り、この学園は魔物を討伐する冒険者を育てるための学園のようだ。

 魔物とは、この世界とはまた別の世界に住んでいる生物で、時々この世界を侵略しに来る化け物らしい。 

 次に、モンスターを倒して、その死体を売ったりして生計を立てつつ、魔物を倒すために戦ったりして世界を守る職業が冒険者らしい。

 大体想像していた通りだな。


 そして、その冒険者の中で選りすぐりのエリートを集めて作った冒険者軍団の事を、魔冒騎士団というらしい。

 つまりは超強い街を守る軍団ってことだ……と思う。

 その団長って事は、この人は相当強いってことだよな。

 何となく女騎士に強いイメージがないのだが、本当に強いのだろうか。

 

 あれ、よく考えたらこの人って校長だよな。

 校長なのに、騎士団の団長って良いのか?

 前世の世界で言うと、学校の校長が、警察のトップも一緒にやっているってことだろ。

 それって色々と大丈夫なんだろうか。

 

 そんなことを考えていると、校長先生は話を終わらせ始めた。


「……さて、大体の事を話したし、これで私からの話は終わりにしよう。学園で良い生活を送れることを、祈っている。それでは、さらばだ」


 そんなことを言うと、映像から校長の姿は消え、数秒で映像も消え去った。

 その様子を見ていた、ロメリア先生はゆっくりと教卓の前へと戻った。

 

「それでは、校長先生の話が終わった所で、次の話をする。次に君たちにやってもらうのは、実力テストだ。まずは筆記、その次に実技の順でやってもらう!今から一人一枚紙を配るから、筆記用具を準備して、待っているように!」


 ……やっぱり座学もあるのか。

 さて、どうするか。

 この世界について、まだまだ知らないことだらけのこの状況で、どうすれば赤点を回避するできるんだ。

 カンニングは、バレた時のリスクが高すぎるし、ダメだ。

 かと言って、まじめに解いた所で、低い点数になるのは目に見えてる。

 

 ……あれ、これどうしようもなくね。

 いろいろ考えたけど、もう詰んでね。

 赤点回避不可能じゃね。


 いや、いやいや、落ち着け俺。

 まだどうなるかは分からない。

 もしかしたら、奇跡的にこの数日間で知ったことだけでて、赤点回避出来るかもしれないじゃないか。

 それに、もし選択問題だったら、運が良ければ赤点回避できるじゃないか。

 諦めるにはまだ早いだろ。

 

 一筋の希望を見出し始めていると、先生から一枚の紙を手渡しされた。

 その紙には実力把握テストと、大きな文字で書かれていて、見たこともないような言葉が並んでいた。

 魔力。自然力。上位生呪。

 うん、全く知らないし、全く分からない。

 

 さらに、一通り問題を見た感じ、選択問題は一つもない。

 全ての問題が記入式になっている。

 うん、考えうる限り最悪のテストだ。


「……さて、制限時間は30分。不正行為が発見された場合、その者の点数は0点とする。それではテスト開始!」


 テストが始まってしまった。

 試しに一問目を解いてみるが……。

 

 ふっ……全く分からん!

 やっぱり意味が分からないね。

 問題で何を聞いているか分からないから、解きようがない。


 テストがあるなら、前から言っておいてほしかったな。

 まあ、テストがあるかもしれないという事を考えもせず、聞いたり、勉強したりしなかった俺にも問題はあると思う。

 ただ、ただ一つだけ、言わせてほしい。


 ……異世界転生者に、実力テスト何て受けさせるなや!!!!

異世界でテストは駄目ですね

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