第1話 赤髪の少女 その2
「おいおい!テメェら聞いたか?この女とんでもねぇホラ吹きやがったぜ」
「ウヒヒヒ…強がれるのも今のうちだよお嬢ちゃん」
男達は大笑いする。フードを被った身長がそこまで高くない少女の声を聞いた男達はまさかと思っているのか完全に舐めかかっている。
「しかし見ろよこの女。右手に剣を持ってるぜ。こりゃ一筋縄ではいかねぇかもしれねぇ」
「ヒヒヒ…ボスやっちゃいますか?」
「ああ…こいつを分からせねぇとな!お嬢様にたっぷりと世間の怖さを教育してやる!!」
男達は武器を片手に持ち少女に襲いかかる。
「ちょっと痛えが我慢しな!!気づいたら素敵な場所にいるからよ!」
一番最初に下っ端がナイフを振り回し突っ込んできた。
フラッ…
「うおっ⁉︎」
少女はサラッと避ける。下っ端の男は体のバランスを崩しコケる。
「ちくしょう!ガキのくせに生意気なんだよ!」
コケた男はすぐに立ち上がりまた襲いかかる。
しかし私はまた軽く交わす。
「いつまでも遊んでるわけにはいかないわね。はあっ!!」
「ぐはっ!!」
思いっきり男の顔を左腕で殴る。男はそのまま気絶して倒れた。
「残りのあんた達もかかって来なよ」
「随分と舐められたもんだな。よぉーし!この俺様が相手だ」
ボスが前に出てくる。ボスの片手にあるのは棍棒のようなもの。身長は190センチと高い。
「あんた私に勝てると本気で思ってるの?」
「さっきから生意気なガキだ。痛ぶらせてやる!!オラァァ!!」
棍棒を振り回し少女に当てようとする。
「ぐはぁっ!!」
今度はボスの腹に右足を思いっきり突きつける。
「な…なんだこの女は…う…あ…」
そのままボスも気を失い地面に倒れる。
「ひ…ひぃぃボスがやられた!に…逃げろー!」
下っ端達はそのままどこかへ逃げていった。
「す…すげぇ…」
少年は唖然とした顔で少女を見つめる。少年からは顔は見えていない。
「怪我はない?大丈夫?」
少年に声をかける。
「あ…ああ…それよりもぼうずを❗️」
「あっ、そうよね。薬でも塗るわ」
小さな男の子を少女は自分が持っていた薬品を飲ませた。
「これで大丈夫よ。この子は警備隊を呼んで預けておくわ」
「そうか。ありがとう。あの、君の名前はなんで言うんだ?」
「ミアよ。あなたは?」
「俺はメルス」
メルスと名乗る少年は少し緊張しながらも挨拶した。おそらく私と年齢は近いか、同い年かもしれない。
「メルス明日広場で会える?」
「お、おう別にいいけど…」
「じゃあ、明日広場で集合ね!メルス」
「お、おう、また明日会おう」
そうして少女はメルスと別れ小さい男を警備隊に預けて城へと帰った。
「ふぅ…今日もバレなくてよかった…みんな私がフードかぶってるから王家って気付かないからいいけど…」
少女の名は…ミアルイス…この国の次期王女ミア•ルイスである。
「ミア❗️どこ行ってたの❗️探したわよ」
大声で心配そうな声をかけて呼んだ女性がミアに近づいてきた。




